とらいさぽーと

可能性に目を向ける

診断を受けて後、

子どもの持っている可能性をできる限り伸ばしていきたいと考える場合、

この子はどんなことに興味があるのか、どんなことに夢中になるのか、

どんな状況で不安になるのか、何がストレスになるのか、

先ず、少しずつ、様々な活動に参加させて様子を見ていくのが良いと言います。

電車に興味を示すのなら、時間、路線図、地図、料金など、

その子の興味を持っていることから枝葉を広げていき、

知識を習得していくことがその子の学習意欲を高めていくことに繋がります。

早期療育・教育が良いと言われていますが、

子どもの理解の仕方を無視したままに、あれもこれもと先走ってしまうと、

他者との相違の中で苦手なことばかりが目につくようになります。

何とかしなければとこちら側の視点で子どもの苦手なことを克服させようとすると、

子どもは失敗体験を重ねて行ってしまい、人との関りを避けるようになります。

 

興味関心から枝葉を広げていくことで子どもの可能性、生きる力、社会性を育んでいく。

「人と話すことが苦手、でも~のことなら上手に説明ができる。~があると人に聞くことができる。

~をすると自分の目的が叶う。そのためには~する必要がある。~しないほうがいいこともある」

誰かの決めた「これが良い」ではなく、社会常識としてのルールやマナーを習得していく。

それが義務教育の先の、地域社会で生きていくための一番必要なスキルです。

 

一人での行動範囲もだいぶ広がってきたくん。

セルフレジでの買い物にもだいぶ慣れてきました。

3階にある教室にも一人でエレベーターに乗って来ています。

「もしな、セルフレジでお金が足りなかったらどうする?」

「もしな、地震でエレベーターが止まったらどうしたらいい?」

行動範囲が広がっていくと、当然必要な社会スキルも増えていきます。

チヂミを作る

好きな調理となると手順書の確認もバッチリです

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