天天本舗 ・駅前通信特上かわら版

身近な気になる話題を日記に綴っています。

“脱武士"商人・鴻池新六の血沸き肉躍る一代記!・天下なんぼや

2015年06月01日 | 話題の書籍
私の好きな時代小説の紹介です。

戦乱の世から徳川幕府が収める天下太平の世へと移る時代に、商人として成長を続け、財閥を築き上げた鴻池真六の人生を描いた一冊手です。
武士にはできぬが、商人ならできることがある。
江戸時代を代表する「鴻池財閥」を築いた“脱武士"商人・鴻池新六の血沸き肉躍る一代記!
↓↓↓


父は武勇で知られた名将でしたが、戦いで命を落としてしまいました。
武士の道を捨てた新六は酒蔵に奉公し「いつかきっと銭の力で武士に勝ってみせる」と杜氏になるための厳しい修行の日々に耐える。
年期が明けて酒蔵・鴻池を起こした。
ある偶然から濁り酒を清酒にする技術を見だし評判をとったのですが、思わぬ落とし穴によって経営は生き詰まってしまう。

窮地を救ったのは徳川家康との出会いだった。

「嫌がっている武士とも手を携えよ。銭で人を生かすことが商人の道であり太平の世を支えよ」と・・・。

家康の教えかたくなで、我慢の足りなかった新六話大きく変えるのでした。
豪商・淀屋善右衛門らの影響を受けながら、海運業や財政窮乏に苦しむ大名に対する金融を手がけ、政商へと上り詰めていきました。
↓↓↓
天下、なんぼや。


商人と武士の力か関係が逆転した時代に、利益追求にとどまることなく、「銭で人を生かし、世の中を支える」道を模索した主人公の覚悟がなんとすがすがしいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 書籍 『遠い青春・遠い愛』 | トップ | 肌を守る気をつけたい3つのこと »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

話題の書籍」カテゴリの最新記事