(続)№4 悲鳴の音！駝鳥の絞殺か《(独)クラウス・イグナツェク(p)》

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　ジャズピアノ「クラウス・イグナツェク」のレコード紹介です。♪～♪
 

「バガッ・ズダッ」、破れた太鼓をブチ叩く！

駝鳥の首の絞め殺しか、ソプラノの悲鳴！

狂人集団の音舞、究極のインタープレイ！

 

一句

　“ドイツジャズ　けいれん麻痺か　狂演か”

④『テンダー・マーシーズ』(85)　　
《Tender Mercies/Klaus Ignatzek》
クラウス・イグナツェク(p)、

デイヴ・リーブマン(ss,fl)、ディーター・イルグ(b)、ウヴェ・エッカー(ds)。
 

《Klaus Ignatzek Blog紹介》

③『Blue Energy』(87)(続)№３　叩く鍵盤！青く散り《(独)クラウス・イグナツェク(p)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

《Dave Liebman Blog紹介》

⑤『The Opal Heart』(79)(続)№5 王道今一歩！スピリッチャル《デイヴ・リーブマン(ss)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

「バガ・バガッ・ズダ・ズダッ」

膨らみの無い・伸びの無いドラムが轟く。

破れ太鼓を、ブチ叩きまくってるのか？
床をハンマーで叩きのめすような、そんなドラムに驚く。

一体、何が始るのか。
駝鳥の首を絞め殺したようなソプラノの悲鳴。
 

マッコイ・タイナー(p)が、何人も居るのか？
と思わせる、イグナツェクの叩きつける鍵盤。
暴力ジャズか？　或いは。

騒音公害と迫力サウンドの境界を跨いだジャズか？

4ビートのレガート、何てお呼びでない。
悲鳴ソプラノ＆騒音ピアノにドラム。

前衛ジャズ直近のインタープレイは究極もの。
とにかく、心臓発作を食らわす程のドラムに参った。

イグナツェクを4枚紹介した。

Feat.するゲストにより多才なピアノを演づる。

①『Jacaranda』は、

クラウディオ・ロディッチ(tp)をFeat.。
「キラキラ」EUピアノで無色透明なサウンド。
 

②『Monk's Visit』は、

ボビー・ワトソン(as)をFeat.。
T.モンク風「カクカク」ピアノで暴発サウンドを。
 

③『Blue Energy』は、

ロマン・シュバラー(ts)をFeat.。
H.バップど真ん中のヘビー級を演じた。

そして、当④はリーヴマン(ss)との共演。
奇人変人・何人もの怒涛・奇怪サウンド。
 

　一句

　“ドイツジャズ　けいれん麻痺か　狂演か”

 

破れ太鼓を核にソプラノ＆ピアノ、ベース。
狂人さながらのダイナミックな狂演。
インタープレイの極値が堪能できる1枚です。
 

♪～♪ 　別なアルバムで、少々大人しい鶏の悲鳴ソプラノをお楽しみ下さい。