denノート

いい音が聴きたい・・・。

ロバート・キャパ「崩れ落ちる兵士」  (denノート番外)

2013-02-09 20:10:38 | Weblog




     
                   「崩れ落ちる兵士」(Falling Soldier)

「崩れ落ちる兵士は」ロバート・キャパが、自身を戦場カメラマンとして世に送り出した代表作として知られています。
写真を始めた頃から、ロバート・キャパはアンリ・カルティェ=ブレッソンと並んで、好きな写真家の一人。
永く写真から遠ざっていて、写真については休眠中だったのですが、昨夜のNHKスペシャル再放送(25年2月7日)は衝撃でした。
 実はこの「崩れ落ちる兵士」は、ネガ、オリジナルプリント、キャプションも無く、キャパ自身も詳細について確かなことは何も語らず、いったい誰が、いつ、どこで撃たれたのか不明で、真贋について取り沙汰されている「謎の一枚」なのです。


           
        
                 ロバート・キャパ

 番組は、キャパに魅せられた作家の沢木耕太郎さんが、20年近くこの謎を追い続け、「崩れ落ちる兵士」が本当に、キャパ自身が撮った作品なのかについて真実に迫ると言う内容でした。撮影された現地への旅や、CGを駆使しての検証により、意外な「真実」にたどり着くルポルタージュドキュメントで、自殺願望があると噂されるほど危険な最前線に赴き、最後は戦場で地雷を踏み命を落とすことになったキャパの「人生の秘密」を解き明かすものでした。
 ロバート・キャパはライカ、同行していたゲルダ・タローはローライフレックスを使っていたのですが、問題の一枚は、ローライフレックスのフレーミングサイズに合致。ゲルダが撮ったと言う可能性が50%と言う結果が。
 くしくもアサヒカメラ2月号(25年1月19日発売)に、ロバート・キャパの作品が紹介されています。 
 キャパの作品は、理不尽で悲惨な戦いを世に知らせしめるため、最前線で撮り続け、短い人生を戦場にかけたロバート・キャパの思いが心に沁みてきます。


                   

                       ゲルダ・タロー
                   

 そして今、二人の写真展が開かれています。
 ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー  二人の写真家
 Two Photographers: Robert Capa Centennial / Gerda Taro Retrospective
2013年1月26日(土曜)から3月24日(日曜)まで
休館日 木曜日(ただし1月31日は開館)
開館時間 10時00分から18時00分まで(入館は17時30分まで)
会場 横浜美術館 (〒220-0012 横浜市西区みなとみらい3-4-1)

(未定稿)

(音楽以外  denノート番外)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿