波乱の日

昼のメールから、なんだかいやな予感がして、
迷ってたけど、でかけることにした。

考えないようにしようと思ったけど、
そんなことできるわけなくて、
いやな予感で気持ちが乱れて、頭もぐちゃぐちゃで、
いろんなものを見ても感動する余裕もなかった。

不思議と涙は出なかった。

思い違いであってほしい。
そうなのかと思ったけど、違ったんだねって安心して涙が出たらいい。
おかえり。お疲れ様。今度お祝いしようねって、
お祝いに買ったチョコをあげようと思った。

それでもいやな方ばっかり考えちゃって、
最近の自分を思い出して、だめだなあって思った。
思いやりがなさすぎた。何をイライラしてたんだろう。
言ってることとやってることが違う。
これから忙しくなるんだから、うちは見守っててあげたい。
いつでも会いに行けるように。

でもいやな予感は当たった。

どうしていやな予感って当たっちゃうんだろう。
別れたいって言われたら、うんって言おうかと思った。
わかった、ごめんねって。傷付けてごめん。
一緒にいられなくてごめんって。

でもそんなおとなになれなくて、
うちの気持ちはそんな程度じゃなかった。
今までうちが支えてもらって、見守ってもらったように、
今度はうちがって思ってたのに、
また支えになんかなれてなかったってわかって、ショックで、
どこかで聞いたセリフをまた聞いた。

うちってなんてだめな人間なんだ。

そう思って悲しくなった。
でも一緒にいたいと思った。
だめでごめん。でもうちは一緒にいたい。
こんなに大事にしてくれる人と一緒にいたい。
うちだって支えになりたいよ。

話をして大丈夫だったけど、
帰りは笑ってくれたけど、
なんだかショックが抜けきらなくて、
帰ってからも涙が出た。

かばんを整理してたら、あげようと思ってたチョコが出てきて、
明日渡しに行ってもいいかな、
笑えるかな、笑ってくれるかなって思って、
なんだか不安で、でもきっと大丈夫って。
明日じゃなくても、次に会うときは
笑って会いたいって、そう思った。
きっといつか笑える日がくるよ。
あのとき寒い中よく話したよねって。
うん、大丈夫。
きっと大丈夫。

だって好きだもん。