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テニス用具の会社#7 "ミズノ","ブリジストン",そしてウッド

2004-10-29 00:30:48 | 道具 (ツール),
あとの主要メーカはさらっといきましょう、

『ミズノ』は創業時は、水野商店. 株式会社への変更時に、個人名ではなく、永続的な企業名にと 創業者 水野氏の出身地大垣市(美濃地方)にちなみ「美」と「濃」そこに物の出入りをするという意味の「津」を加え「美津濃」としたそうです.
やはりというか、その後、漢字が読みづらいとの理由で「ミズノ」になりました.

『ブリジストン』は創業者"石橋"正二郎のイシバシの英語読みからきています.

***
さて、ビンテージラケットといえば、やはり80年代前半までのウッドラケットでしょうか. ラージサイズいわゆるデカラケ)が開発されるまでは主流の素材でしたが、ラケットヘッドが大型化するにつれ、重量が無視できないようになり消えていって行きました. 現在の30代以上がかろうじて現役で知っているという感じでしょう.

美しさや質感ではやはり自然素材のウッドは素晴らしく、意外な高値で取引されているラケット(もちろんディスプレイ用)もあるようです.




テニス用具の会社#6 "プロケネックス"

2004-10-28 00:05:09 | 道具 (ツール),
プロケネックス、プロケネは日本のメーカではありません.
80年台半ばからプロケネを販売してきたのは、実はガットのゴーセンなのです.
そして、ついにゴーセンは自社ブランドラケットを96年からはじめます.翌年、長年のプロケネとの提携を打ち切るにいたります.
『ブラックエース』などのエースシリーズも日本国内ではビンテージラケットとなったわけです.

ところが昨年6年のブランクを経て、プロケネックス・ジャパンから復活.
最近、少しずつ店頭に増えてきています.

ちなみにゴーセンは「大阪合繊延縄株式会社」を略して1973年に社名変更しています.

テニス用具の会社#5 "フタバヤラケット"

2004-10-27 00:39:02 | 道具 (ツール),
さらに分からないメーカがフタバヤラケット.

同じく、全日本インドア入賞者一覧を見る限り、1985年まで入賞しています.

フタバヤ ウィニングショット 等の名品を世に送り出し、デカラケ開発で1976(昭和51)年ヒット商品9位に食い込みながら(ということは最初のデカラケ開発メーカだったんですね)、ひっそりと時代とともに消えていったようです.

正式会社名はフタバヤ ラケット製作所.

テニス用具の会社#4 "カワサキラケット"

2004-10-26 00:41:50 | 道具 (ツール),
今は無きラケットメーカーの筆頭はカワサキラケットでしょう.

なかなか現存しないメーカのデータを集めるのは至難の業ですが、
全日本  インドア入賞者一覧を見る限り、
  軟式テニス 女子準優勝1991
  加藤・小林(カワサキラケット)
1991年までは全日本に名を残すチームとして存続していたようです.
また未確認ながら、「カワサキラケット総合カタログ94年版」が存在していることから、1994年がほぼ最後の年となったようです.
どうやら一度デカラケの出始めた70年代にデカラケに乗り切れず、ウッドのラケットの在庫かかえて一度倒産し、近年グラファイトで復活するも再度倒産したみたいです.

ウッド時代の「NumberOne」は美しいラケットでした.重くて振り回すのが大変でしたが..

なお、会社名は"川崎ラケット"とも"Kawasaki"とも表記され、本社所在地は東京、バイクのカワサキとはいっさい関係がないようです.

また、近年ホームセンターであやしい"Kawasaki"と書いたバトミントンラケットを見かけることがあります.製造元、伸和興業という会社が出している.玩具に近いものですからたぶんライセンシーは関係ないでしょう
(28pv)

テニス用具の会社#3 "ヤマハ"

2004-10-25 23:36:36 | 道具 (ツール),
日本4大バイクメーカをご存知でしょうか.
ホンダ、カワサキ、スズキ、ヤマハです.

この中でテニスに関係深いメーカはただひとつ.それはヤマハ.
ホンダとスズキはクルマも作っていて、カワサキはご存知重工業.
なぜにヤマハは楽器やラケットを作っていてバイクも作っているのか.
なぜにジュビロ磐田というサッカーチームも持っているのか..
まぁ実際は楽器のヤマハとヤマハ発動機は別の会社なのですが..

ヤマハは1887年創業.オルガンを作り始めます.
100年たった1987年、日本楽器製造から、創業者の山葉寅楠の姓にちなんでヤマハに社名変更しました.
バイク進出は1954年. 翌1955年には早くも二輪車専門メーカーとしてひとり立ちしています.
どうやらバイクのヤマハの方がヤマハ使い出したのは早いようです.

ヤマハがテニスラケットを製造していたのは、1973~1997の25年間.
あら?結構前に撤退してたのですね.意外でした.
EOS,GRAPHITE 45,HI-FLEX Ⅸ,PROTO ex2....

四半世紀も製造してたのにピンときません.なーんか黒くてフレームっぽいデザインと、グリップエンドの例のヤマハマークだけ印象に残ってます.

写真はGRAPHITE 45.黒くてフレームっぽいデザインですねぇ

ちなみにヤマハのEOSといえばシンセサイザーもこの名がつけられています.

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