世界旅行計画in仮想空間Ⅱ

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【24490km】Ninja 1000 2019年式に乗っている感想

2022-04-11 21:56:00 | その他
暇なので今乗っているやつも書いていきます。

2019年2月に納車して投稿時点で25000km弱です。
乗っている人間や用途についてはR3の記事を参照してね。

【デザイン】
パッと見速そうなデザインです。いや実際速いですが。
17年にマイナーチェンジして前半分のデザインが変わりましたが、それ以外は2011年(だっけ?)から基本的に同じですので造形もシンプルな印象。
逆にヘッドライト周りは洗うのが面倒です。細かい隙間が多くて苦労します。虫の死骸とかが詰まるんですよね。


後ろはアジフライとか呼ばれる2本出しマフラーと太めのタイヤが合わさってリアビューの迫力は結構あります。
ただし車体自体はパニアケース対応のためにかなり細身です。某掲示板で「頭が食べ残された焼き魚」と揶揄されていましたが、割とあっています。
20年モデルだと右側の1本出しになっちゃいましたね。2本出しですとチェーン清掃が結構面倒なので恐らくその対応と推測しています。軽量化のためかな・・・
見た目が貧相なスイングアームを隠すにはちょうど良かったのですが・・・
フレームの造形とシートの低さ故、テールの跳ね上げが他車種よりある印象。
フェンダーレスにすると跳ね上げ具合が強調されます。ちなみに純正のサイドパニアはつかなくなる。そして濡れた路面では背中がヒョウ柄に。


蛇足ですがラベルの主張が激しい。こだわりなければ即剥がすべき。


【エンジン性能】
通常は回さずに走ります。アイドリングのすぐ上から実用域。この見た目ですがダラダラ走るのは得意です。
このクラスになるとどのバイクも似たようなものですが、巡航中でも開ければちゃんと加速してくれます。
当たり前ですが低回転に振っている分上は伸びません。感覚としては6000回転から盛り上がり始めて9000辺りで頭打ちになります。(レッドは11000~)
正直リッターエンジンの高回転なんてパワフル&敏感すぎて手がつけられない状態になるので全力加速と短距離での高速合流時以外はそこまで回しませんが。

ギア比はローな設定なのでR3よりも早く6速に入りますね。地味に忙しいです。
(R3は60~65km/h、こちらは55~60km/hで6速に入る)

実運転上何も問題ありませんが、燃費走行という意味では65km/h以上で入れたほうがいいかも。

【走行性能】
高速よりも下道のほうが得意なバイクだと思います。
トルクフルなエンジンのおかげで高いギアのまま走行可能。交差点の右左折は3速で余裕です。幹線道路の右折なら4速アイドリングでも行ける。
加速性能は実測相当の0-100が3.1秒と公道ではほぼ無敵ですし、制動も握った分だけ効いてくれるので問題ありません。
が、5000kmを超えたあたりからフロントブレーキを握ると速度に合わせてガクついています。
特に高速度からのブレーキング時の停車直前が一番ひどい(使いたくないレベル)なので、フロントディスクが歪んできているのではないかと推測しています。
(ディスクが熱膨張するので歪みがより顕著になる?)
今度1年点検がありますのでその時に点検してもらいます。→ディスク交換になりました。
→2年目は特に問題ありませんでしたが、真冬になってから若干感じるようになりました。運転に支障はないのでこのまま様子を見てみます。
→3年経過しましたが、2年目から大きな変化はなし。最初のがハズレロットだった?

曲がるときですが重心が高いので、細かい切り返しの多いカーブでは上半身も使ってやるイメージ。基本的には舵角ではなくバンク角で曲がります。
ただし寝かせ始めればよく寝るので、太いタイヤと合わさって旋回中の安定度は高いです。
夏季に路面状況良好なタイトコーナーでガッツリ寝かせてから加速すると脳内で変な汁がドバドバでますよ。

ラジエーターファンは結構静か。
水温計が上から2番目になるとプーンという音で回ります。
アイドルアップは外気温問わずに水温計が最低&下から2番目で段階を分けてやってくれます。ちなみにこれのおかげで立ち転けしました。
アイドルアップ時はおおむね1500~2000回転くらい。(通常のアイドリングは950~1050)
ちなみに4速以上は水温に関わらず強制的にアイドルアップがかかる。

【乗り心地】
大型二輪ですとやはり熱問題が出てきますが、熱処理が上手なのかかなりうまくやっているように思います。
基本的な排熱はすねの下辺り(ジェネレーター/クラッチカバー周辺)から、停車時だとフロントフォーク辺りからも熱が上がってきます。
鈍感なのかもしれませんが、そこ以外から体に当たる形では排熱されないので真夏でも意外といけますね。よく考えて整流(?)されているのだと思います。
ただし足首周りは走行風が当たらない上に常時熱風を浴びるので、暑い時期は適度に足を逃したいですね。冬は逆に暖かくて良いです。

サスペンションはフワフワからカチカチまでいける。完全に体感ですが、5000kmを過ぎたあたりでようやくこなれてきた印象です。
シートはもう少し肉厚でも良かったですね。これでもマシになっているらしいですが。
懲りずに後乗りしていますが、パイプ椅子で30分持たないレベルの尻なのでぶっ続けで何時間も乗っているとお尻が痛いです。
足つきには余裕あるので新型のシートが取り付けられれば採用しようかしら。
→互換性あるみたいですが、お金ないのでとりあえず見送りで。

可変スクリーンは高速道路で役に立ちます。僅かな差ですが、やはり蓄積するものが違う。
ただしローギアードなので高速巡航には向きません。
燃費を考慮したらどんなに頑張ってもメーター読み115km/hが限界。これ以上だと振動も増えますし、瞬間燃費が20km/Lを切ります。
無理な依頼ですが今の2速を取っ払って高速度(120km/h超)での巡航を前提とした新しい6速を作ってほしい。
正直2速は下道でも空気なので必要性を感じない。

【取り回し】
235kgでしたっけ?リッターツアラーとして見れば軽いですが、絶対的な重量としては軽くないです。
特に高い位置にある幅広タンクのおかげで給油直後は数値以上に重く感じます。重心高すぎてガソリンが動くと停車中にバイク揺れますからね?!
実際何度か冷や汗をかいた場面もありますが、立ちゴケ回避の原則を守っていれば大丈夫だと思います。
ハンドルはフルカウルの割にちゃんと切れますし、ああ見えてリッターツアラーにしてはコンパクトな方なので実は取り回しは良い。(確か数値上は三辺ともR3より小さい)
ただし体格で助かっている部分も大きいと思うので、他の人からしたらまた違うのかも。

【燃費】
市街地で18km/L前後、郊外に出れば20km/L
下道で燃費走行を続けると22とか出ます。優秀です。0-100が3.1秒の乗り物の燃費じゃない。
エンジン性能の項でも述べた通り、トルク(=低回転)で走るバイクなので実はアイドリング付近が一番燃費いいです。
最高記録はGWの新東名クソ渋滞にてダラダラひだすら4速のアイドリングで走ったときの22.4km/L。どうなってんだよ。

燃料タンクは19Lです。R3同様300km前後でスタンドを探せば良いと思います。
燃費走行をしていてスタンドが多いエリアであれば350kmまではいける。
割と精度の高い航続可能距離予測もあるので残燃料管理には恵まれています。
予測航続距離が100kmを切ると燃料計が点滅する。

【価格】
ちゃっかり6軸IMUとか乗っていますし、搭載しているものを考えれば安いです。
趣味の乗り物なので価値はそれぞれですが、"コスパ"は高いと思います。
ただし、あくまでも大型二輪ですので消耗品類は比較的高価です。
特にタイヤとかタイヤとかあとタイヤ。どんなに安くても前後で5万円はみたい。
そしてフルカウルですので転ぶと外装で10万は飛びます。

【総評】
乗っていて楽でそれでいて速いです。
よく「全てにおいて70点」と評されていますが本当にそのとおりだと思います。
他車種と比較して全ての場面において特別秀でた点はありませんが、耐え難い致命的な欠点もありません。
短所がないのが長所というか特徴がないのが特徴というか・・・とにかくそんなバイクですので競合車種がほぼない(≒乗り換え先がない)です。

近距離ツーリング主体だと楽すぎて乗った気がしませんが、自分のように下道ロンツーとかやる人には強くおすすめできます。
ツアラーなので積載性も良いですし、よく売れているバイクなのでアフターパーツや情報も豊富にあります。
ただし、高速主体のツーリングの人はメガスポかBMW系のガチなツアラーを買った方が絶対に良いですね。

最後に音ですが低音がよく出ています。回さないバイクですので合っている。
吸気音は4000回転前後で巡航中だとよく聞こえます。高回転だとエンジンの音が勝っちゃう&音以外の情報に集中する速度域なので私には聞こえません。
そういえばメインユーザーがおじさんなので同年代で同車種保有者が少ないのは悲しい。
20代でこれに乗っている人を見たことがない。

余談ですがメーターデザインが分かりやすくて好き。でもオイルトリップは欲しかったなぁ。
あとシフトタイミングインジケーター(高回転になるとランプが光るやつ)の存在感無さすぎて光ってもメーターを直視していないと分かりません。
そもそもあのランプってメーター見なくてもいいように光ってるんだけど・・・・ついてる意味ない。


そこそこ乗っているのでほとんどの感想は出尽くしたかと思いますが、まだ現在形で乗っていますのでまた何かあったら更新するかも。

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