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スクレ遊学の感想 (スペイン語学習編)

2015年10月11日 11時21分10秒 | スクレ遊学(完結)
こんにちは。
この前の金曜日を最後にスクレでの20週間のスペイン語学習が終わりました。
第二外国語としてスペイン語を習得したい方や(中)南米へ語学留学を検討されている方も少なからずいらっしゃるかと思いますので、この5ヶ月で分かったこと、感じた事をまとめてみたいと思います。
今回はスペイン語学習編。語学学校についても書きます。
※あくまで全て個人の感想、意見です。

スペイン語について

最初の1ヶ月は動詞の活用(全ての動詞が英語のbe動詞のように主語によって形を変える)に戸惑い、「英語の方がはるかに簡単」などとTwitterの方で呟いていましたが、撤回します。スペイン語の方が楽です。
確かに毎回毎回活用するのは面倒ですが、慣れてしまえば何ともないですし、動詞だけで主語と時制も分かるので便利です。
長々と書くのも疲れますので皆さんご存知の英語と比較して箇条書きでまとめちゃいます。

英語より簡単だった点
・発音
rやrrの発音を除けばカタカナ読みでも十分に通じるので、巻き舌ができる方であれば全く苦労しないと思います。
また英語とは違って書いてある字をそのまま発音するので読み上げるのもかなり簡単です。

・動詞の弄りかた
ごく一部を除けば英語より原形を留めています。
活用は基本的に語尾だけなので、一部丸暗記になる英語よりかは簡単に思えました。
イレギュラーもイレギュラーの中で数種類に分かれているので把握できれば難しくはないです。
頻用動詞なので丸暗記できちゃうのもありがたい。


英語より難しかった点
・単語。特に名詞
知らず知らずの内に日本で頻繁に英語を口にしているんだなと思い知らされました。
英語≒日本語の日常単語ってかなり多いですね。
全くのゼロから始めたので序盤はもちろん今でも苦労させられています。

・時制
評価する人によりますが個人的には難しく思えました。
過去形は全部で5種類(内1種類は推測形なので未来形としても使用可)です。多いです。それに接続法も4種類あったりします。
当人の理解力に左右されるのはもちろんですが、教える側の技量にもかなり依存するように感じられました。特に母国語である日本語は時制の表現がシンプルなのでなかなか感覚として理解しにくいです。
欧州言語のネイティブだとまた違う感想が聞けそうですが。


語学学校について

比較的ゆっくりはっきり喋るスクレには20万人都市の割に語学学校もそこそこあります。
もともと物価が安い国で、スクレは治安も南米の割には良いため旅の途中にここでスペイン語を学ぶ人も多いようです。
今回の遊学にあたって候補は3か国ありました。

・スペイン
この国の言語なので一番訛りの少ないスペイン語を学べます。
ただそれと比例して高い。ですが、同時に欧州周遊を考えているのであればアリだと思います。特に予算自体がない(いくらでも出せる)方。

・グアテマラ
予算重視の日本人がかなり多く出向いており、日本人が校長を務める語学学校もあるようです。
今回はエリアを問わずに調べましたが、グアテマラが断トツで安かったです。
連続滞在90日まで、一度周辺国以外へ出国して戻れば年間180日まで観光ビザで滞在できるので真面目にやりたい方にも候補の一つとして入れてほしいです。
ただし裏を返すと日本人が多い。

・ボリビア
TAMに乗りたい、ウユニ塩湖に行きたいがために候補に上げましたが結局どちらも達成できず。
南米では最安の物価。人柄も個人的には好きです。
強いて欠点を上げるならサンタクルス以外が高地だということ。そして魚を口にするのが困難だということ。
食のこだわりが強い方や高山病が心配な方(症状は人によって全く違うので行ってみるまでどうなるのか不明。特に心肺系が強くない方)は避けたほうがいいかもしれません。
ちなみにスクレの標高は2800mほど
当初はラパスの語学学校を希望していましたが、結構高かったのでスクレを選びました。結果的には大正解でしたね。
ついでに言うとrrの発音が独特(舌を巻かずに奥歯で舌を噛んで英語のjの音を出す)なので楽です。

南米の他の国で学ぶのであればペルーやエクアドルもアリだと思います。


そして数あるスクレの語学学校から今回はBolivian Spanish Schoolを選びました。
理由はひとつ、安かったから。
料金表が12週までしかなかったので20週の料金を尋ねたところ、かなり値引いてくれたのでここにしました。
それと日本語での情報が殆ど見当たらなかったのも決め手です。先駆者っていいですよね。
執筆時点でHPに載っている住所はKm7という通りですが、8月下旬に移転して今はCalle Dalence 109になっています。
また、移転してカフェとホテルも併設されました。というより規模的にはカフェにホテルと語学学校がくっついた感じですね。

国外の語学学校はこれが初めてだったので何とも言えませんが、特に問題はないように思いました。
ただ他の日本人が他校を選んだ理由が少し分かりましたけどね。往復空港までの送迎付きと謳いながら結局送迎なしでしたし。
かなりユルい学校なので真面目な方だとかえって大変かもしれません。

他校同様、入学時にレベルチェックテストがあります。
私は当時1から10を言うだけでもう精一杯なレベルだったので基礎文法終了時に受けましたが、全て答えられたら90分前後で終わるものです。

講師のレベルは人によって違いますが個人的には問題なかったです。
ただし私にとっては初めての海外語学学校だということをお忘れなく。
それと周りの人曰く私の感覚は若干日本人離れしているらしいので。

英語のスキルで難易度は変わる

海外在住の方を除いた99.9%の日本人が中学で(今は小学校からですが)最初に英語を学習し、その後人によっては大学で第二外国語の習得に入ると思います。
そこでスペイン語を勉強し始める方もいらっしゃると思いますがこの言語、英語(か他の欧州言語)をどれだけ扱えるかで難易度が変わります
英語に似ている、もしくは英語の単語をそのままスペイン語読みで読んだだけ(つまりスペルは一緒)の単語が結構あります。事実単語が見つからず適当に英語をスペイン語読みで言ってみたところ正解だった事は一度や二度ではありませんでした。
それだけ覚える必要がある単語が減るということですね。もちろんスペイン語に非常に近いイタリア語やポルトガル語をご存知であればさらに楽になりますが。



いずれにせよスペイン語は日本人にしてみればそこまで難易度は高くないです。
第二外国語にはうってつけだと思います。
それにスペイン語を習得すれば他の欧州言語(特にポルトガル語とイタリア語)にもグッと近づけます。更に使われている地域は世界で2番目に広いですからね。
次回はスクレ生活編です。

それでは。

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