教育と臨床心理のおもちゃ箱

歳を重ねるとは経験知が増える。知が統合し、また新たな知恵となる。教育と臨床心理を軸に思いを伝えたい。

ゆとり教育は良かった

2018年02月04日 | 教育
 大学の授業で、「私はゆとり世代に自信をもっています。何かあればすぐに『ゆとり』だとバカにされるけど、そんなゆとり教育を作ったのもなくしたのもこの日本なのに、どうしたいんだろうと思います」という学生の声を聞いた。年代的に最後の”ゆとり世代”である。  私は、38年間の中学校教員としての経験をふまえて、「”ゆとり教育”の世代は、私にとって最高の教育ができたと思える。ゆとり教育を受けた皆さんは自信をもっていい。もし、”ゆとり教育”がだめだと言う教師がいたら、その人自身が、自由に使える時間をもてあますような、創造性や教育への信念をもってない教師なんだろう」と語った。学校の自由裁量時間が削られていく昨今の流れに、心を痛めているのは私だけだろうか。 . . . 本文を読む