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かわうそチリ日記

チリの山暮らしや、旅日記。

2017 スペイン旅行6 坂の街 リスボン

2017-08-03 16:19:28 | 日記
モンサラーシュから、ゆっくり車を走らせること3時間くらい。最後に大きな橋を渡って首都リスボンへ到着。
坂の街リスボンは、首都らしからぬのんびりした感じで生活感があって、ご飯は美味しいし、人々は優しいし、小物はみんなかわいくおしゃれで楽しい街だった。

ポルトガルといえばファド!
アルファーマというリスボンの下町がファドの出生地らしく、路面電車に乗って行ってみる。路面電車は、たくさんの観光客とリスボン市民を乗せて狭い石畳の坂道をゆっくりのぼっていく。
リスボン市内にはいくつも展望台があって、その一つ太陽の門展望台からの景色。
そこから下へ歩いて下っていくと、そこはリスボンの下町アルファーマ。洗濯物が干してあったり、イワシを焼くにおいがしたり、猫がねそべっていたり、なんとも歩いていると楽しく雰囲気のあるところだ。
そこを観光客が歩くわけで、住民はいやじゃないのかなあ?という疑問がわかなくもないが、道を聞くと丁寧に答えてくれる彼らは、旅人の思い出の風景に登場することを良しとしているのかもしれない。

夜、仕切り直してもう一度アルファーマへファドを聞きにいく。夕食を食べればファドの鑑賞代は頂きませんという店が多く、ブエノスアイレスのタンゴ、グラナダのフラメンコと比べてかなりリーズナブル。ギターの人が2人、歌い手が1人というスタイルで、踊りはないのでスペースはいらないからだろうか。ファドも、タンゴやフラメンコと同様に、喜びよりは、嘆きの感情を表現した歌が多かったように思う。

翌日、リスボンから車で2時間の、シントラという街で、ムーア人の要塞をみる。ここは、ハイキングコースがあって、時間があって歩くのが好きな人は一日中楽しめるところだ。海風がビュンビュン吹く中で、真っ青な空と海があって、気持ちが良かった。
その後、ユーラシア大陸のはじっこの岬、ロカ岬に行く。
ここに地終わり海始まる、という有名な碑の前で今回の御一行と記念撮影。遠いところまで来たよねーという実感はあまりなかったが、海が丸く見えてなかなか感動的だった。

叔母たちにとっては最終日。なかなか盛り沢山の旅だったのではないかという気もするけど、詰め込みすぎだったようにもちょっと思われる。(でも、パックツアーで旅行する人はこれよりさらに詰め込んでいるわけで、それはそれですごいなあと思う。)

翌日、私とチュースは、毎週土曜日にひらかれる泥棒市へ。
アンティークから、セコハン、手作り品や、絵、おしゃれなスカートからパンツまで、食べ物以外はなんでも売っていた。私たちの目当ては、ポルトガルのタイル。
この国の壁の装飾にはとても素敵なタイルが使われていて、ぶらぶら町歩きの目を楽しませてくれる。
泥棒市でも、ぼちぼち売っていたが、結構高くて4枚しか買えなかった。ところが、その後、また住宅街をぶらぶら歩いていると、
下の方は、タイルが剥がされており、緑のタイルのところに、タイル泥棒への苦情が詩のようにかかれている。
なんと!泥棒市は、本当に泥棒市だったってこと?
私たちが買った4枚のタイルは盗品かもしれないってこと?

リスボンの夕焼けをみるのに、どんどん住宅街を登っていく
協会脇の広場にオープンエアのバーがあって、夕涼みするたくさんの人たちがいた。

端っこでギターを奏でる青年の演奏がなんとも美しく、うっとりと、聴きながら陽が落ちるのを待った。

あ!そういえば、この街には、他の街でみたことのないものがあった。それは、街の中にあるエレベーター!

この白い建物の中にごく普通のエレベーターがあって、下から坂道をあるかなくても上にあがれるようになっている。街の中には、いくつもそんなものがあるが、観光のエレベーターといえばこれ
パリのエッフェル塔をデザインしたひとがデザインしたらしい、レトロなエレベーター!

上から街を眺める。
これ、叔母たちは、登れなくて残念だったかも、、、。

気さくで親切な街リスボン。今回は観光客でとても混んでいたけど、別の季節にまたぜひ来たいものだ!


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