仕事を辞めてから愛用していた図書館。
県立図書館と市立図書館の2つの図書館がある山口市は恵まれてるなと思っています。
しかし、手術後は行けないので、入院前に本屋さんで買ったり、退院後はアマゾンさんで買ったりしていました。
でもだいぶ歩くのが楽になったので、今日は市立図書館に行ってきました。
というか、行けました❗️ また一つ日常が戻った感じ。
図書館内は図書カートがあるので、そこに本を入れて押して歩くことができますが、借りた後に図書館から駐車場に行くまでの間は本を持って行かねばいかず、あまりたくさん借りると重くなるから気をつけようと思ったのですが。。。
結局たくさん借りちゃったよ〜〜(笑)
(杖があれば、このくらいの荷物は大丈夫でした)
そんなこんなで今日借りてきた本
あいかわらず取り止めのない感じですが。
文庫本はこの前『ブルックリン・フォリーズ』を読んで良かったので、ポール・オースターの本4冊。
上の『アメリカを変えた夏 1927年』はYouTubeで岡田斗司夫さんが解説していたのを聞いて読んでみたくなりました。
岡田さんは一部は無料YouTubeで解説するのだけど、続きは有料になるので聞けず、先が知りたかったの。
めちゃくちゃ厚い本だった😅
『名著のツボ』と『おにぎりの文化史』は入り口近くのおすすめコーナーにあったのを借りました。
そして、上の真ん中の『永遠のソール・ライター』はネットのどこかでおすすめされた本。題名だけメモしているので、出どころを忘れてしまうという、、
もう一冊、『ソール・ライターのすべて』も借りたかったのですが、なぜか見つからず。
日曜日で忙しそうだったので、聞くのも悪いなと思って次回にまた探そうと。
私は特に芸術写真が好きとかではないのですが、この本のソール・ライターの写真を見始めたら、やめられなくなりました。
ニューヨークの東10丁目に25歳から亡くなるまで60年以上住んでいたそうで、その写真のほとんどがニューヨークの街。それと素敵な女性。
特に1950年〜60年のニューヨークの写真が、鮮明でもなく、対象を絞っているわけでもなく、なんとも言いようのないスナップ写真のようなもの。それでいて、その時代の人々や街が肌で感じられるような写真ばかりです。
なんとも説明できなくて申し訳ない😅
そして、自分が愛した妹やソームズという女性の写真がまたとてもいいのです。
ほとんどがモノクロであったり、一部がカラーであったりという派手さのないものですが、しみじみと見ながらページをめくるのが止まりませんでした。
そして、ソール・ライターさんの心情が溢れる言葉も散りばめられていて、それが独特であり、一貫して自分の撮りたいものを撮りたいように撮ったんだなと。
ファッション写真や広告写真など商業写真もたくさん手掛けながらも、チャンスを掴むよりも取るに足らない存在のままでいたいというモチベーションを貫いた方のようです。
厳格なユダヤ教のラビの父から期待され、やりたいことを否定されつつラビになるべく途中までは勉強していたライターは、そこから自分を見つけた時に期待された成功とは違うところで生きようとしたのかもしれません。
また、絵も描いているのですが墨絵のような作品もあり、日本美術もお好きだったようで影響を受けているとのことでした。
すごく不思議で面白い人だし、写真がとてもグッときたので、もっとソール・ライターさんの作品や人生を知りたいなと思いました。
このほんは2020年の比較的新しい出版の本ですが、写真集なので高い本です。
ネットで紹介されて図書館で借りられなければ、出会えなかった本だなと思います。
ネットも図書館もありがたいなとしみじみ思いました。