
さすが、白石さんはうまいし、華やかなお扇子のみで、背景も人物も象徴させる演出や、唯一の後見役(浜恵美さん)の黒子姿の後見もとても自然でしたよ。初めて一人芝居?を観るので、どのようにやるのか疑問だったのですが、最初はちょっとどうなっているの?と思ったけれど、どんどん引き込まれていきました。
瀬戸内寂聴氏の現代語訳と、一部原文も引用しており、それがとても自然にマッチしていました。源氏物語の中では、ちょっと地味?な宇治十帖のパートでしたが、諸行無常という感じが出ており、趣深かったです。もっと他のパートの源氏物語も以前やられたそうなので、そっちも観てみたいです。
市民会館は、ほとんどが中高年の女性でした(私もその一人ですが)。若い人と男性が少しという感じ。私ももちろん?一人で行きました。イチオウ旦那も誘ってみましたが、遠慮しておくということでした。まったくスジが分かっていないと、ちょっときついかもと思ったので、一人で行ったのは正解だったかもしれません。(旦那の源氏物語の印象の中心は紫の上みたいです。これは、教科書の影響でしょうか)偶然会った、知り合いの女性も一人で来ていました。 観たいものは、一人でも観る、一人で観るのもまた楽しという感じですかね

少しずつ読んでいる与謝野晶子の源氏物語は3巻目です。