ミケマル的 本の虫な日々

源氏物語「若紫」定家本が発見されたニュース❗️


源氏物語の「若紫」の藤原定家本が発見されたそうです→京都新聞


 源氏物語は何回か訳本で読みました。色々な人が訳していて、少しずつ趣が違って、お話も平安時代の貴族の暮らしが興味深いし、華やかに見えるけれど、物の哀れが語られていて、私は好きです。
(お話はすごく変わってたけど、大ちゃんの光源氏もありました〜〜〜😉

考えてみれば、1000年以上前に書かれた小説が今も読めるってすごいことですね。

 勉強不足であまりよく知らなかったのですが、平安末期から鎌倉初期に活躍した歌人である藤原定家が源氏物語やその他の平安時代の文学の多くを写本し、解釈し、後世に残すのに大きな役割をしたのですね。

 藤原定家といえば、小倉百人一首を選んだ人でもあり、なんと当時としては長生きだった生涯の間ずっと詳細な日記を残しているそうです。

 すごい情熱と根気❗️
当時は勿論印刷技術はなかったので、書物をコピーして残そうとすれば、肉筆で書き写すしかないわけです。
 その中の一つ、源氏物語の「若紫」が見つかったというのは、日本の古典文学では、すごいニュースだったので、私がTwitterでフォローしてる日本古典文学系の方の興奮度がすごかった❗️😀

 今までの一番古い資料が源氏物語が書かれてから450年後の写本だったのに、今回見つかったのもは書かれて200年後のものだそうで、しかもとても信用のおける人物である定家によるものなので、「若紫」の現代語訳や解釈も変わってくると思います。

 しかし、紙と墨で書かれたものって、本当にきちんと残るものなのだなと、そこにまず感動しました。写真で見た感じですが、本自体もとても綺麗に保存されていて、何百年も前に書かれた物とは思えません。

 そして、東京で見つかったというのも驚きです。いつから東京にあったのかはわからないけれど、東京は江戸期も大規模な火事が多かったし、関東大震災、東京大空襲で何回も焼けているので、東京にある資料は焼けてしまった物が多いと思うので、運が良かったのか、それとも最近東京に移った物なのか、そのあたりも興味深いなと思います。

 詳細はこの週末に学会発表されるようですが、久しぶりにワクワクする古典のロマンを感じたニュースでした。藤原定家さんの事も、もっと知りたいと思います。

 詳しい経緯や内容が発表されたら、どこかで読みたいな〜〜❣️



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コメント一覧

iwa-mikemaru
@sakunoaoi なんかワクワクしましたね❗️
由緒あるお家のお蔵持ってる方は、隅々まで見て欲しいわ〜ww
若紫が少し変わるのかな〜と、それも興味深いですね🤔
sakunoaoi
いやー、これ、ほんとビックリでしたよね!!
今になってもまだこんなお宝が見つかるなんて、まだまだどこぞの蔵にはものすごいものが眠ってるのでは?!と思ってしまいます。
そして、やっぱり紙と墨!すばらしいな~。
私たちの今の生活や文化は電子化されている部分が多くて、1000年なんて残らないだろうなーと思ってしまいます。
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