ミケマル的 本の虫な日々

9月の読書 『イギリスはおいしい』再読と貧乏お嬢さまシリーズ


スコットランド旅行関連で思い出した林望先生の『イギリスはおいしい』
まだ本棚にありました😉




 1991年出版だったのですね。
私の持っていたのは1992年版でした。
本の裏の識別バーコードがまだ付いてないです。
でも、文庫本と違って単行本は紙の黄ばみがなくて読みやすい!
この装丁も良いです。この緑のリンゴはイギリスの美味しいリンゴなんだろうな〜〜。

 今読んでも、林望先生の蘊蓄が面白い🤗
この本は実生活でも食べることもお料理も好きな林望先生がイギリスの食に関して書いたものです。留学や仕事でイギリスに滞在していた時の様々な経験をもとに書いているところが、とても面白く読めます。
 
 もちろん当時のイギリスの一般的なお料理はそれほど美味しいものではなかったというのが基本ですが、それだけでなくイギリスらしさ、イギリスの良さが愛情を込めて書かれています。
 文章がうまいので、所々笑ってしまったりして、楽しく読みました。

 この本から30年くらい経ってイギリスも色々と変わって、昔のようなノンビリした感じではなくなってしまったかもしれないです。また、EUから離脱しましたが、それまでの間にグローバル社会になったこともあり、イギリス人の食に対する考えも変わったのか、それとも元々実はもっと違う食を求めていたのかは不明ですが、とにかく今のイギリスは本当においしい!と思います。
今のイギリスを林望先生がどう思っておられるか聞いてみたいな。


 そして、イギリスが舞台のコージーミステリーのシリーズ。
新しい本が出ていたので読みました。

貧乏お嬢さまシリーズ 12
『貧乏お嬢さまの結婚前夜』



 邦題に「英国王妃の事件ファイル」とあるけれど、主人公は王妃様じゃなくて、王位継承権35番のジョージアナです。
王室の血統ではあるし貴族だけれどお金が無いという主人公。

 コージーミステリーなので、必ず事件が起きて、それを主人公が解決するというストーリーです。紆余曲折を経てやっと恋人と結婚できることになったのに、また事件が!というお話。
こういうシリーズものは、主人公を魅力的と思うかどうかで読み続けるかどうかが決まるのですが、ジョージアナは色々な事情をなんとか自分で乗り越えて成長していく様子が魅力的です。
そして、第二次世界大戦前夜の王室や貴族の生活を垣間見ることもできて(もちろんフィクションですが)、その点もイギリス好きには楽しいシリーズです。


 林望先生の著書はあと2〜3冊あるので、この機会に再読しようと思います。

 
 
 

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