
プレーンとココア。
相反する2つの想いが交錯するマーブル・ケーキは、
切り口の模様のシュールさが魅力です。
ずっしりとしたフォルムからは、ココアの混じり合ったバターの芳醇な香り。
深く、静かにナイフを下ろせば、カットする度に現れるマーブルの世界。
チョコ・ブラウン色のラインは、
アーティスティックな感動だったり、ユーモラスな暗号だったり・・
謎解きは、どこまで続くのでしょう?
基本のバター・ケーキは、しっとり感があって軽い甘味。
ココア生地には、牛乳とラム酒を加えてコクを出しました。
1日おいたので、はしゃいでいたケーキもすました味に落ち着き、一段と美味しくなっています。
マーブリングの面白さと、お菓子作りと、どちらも楽しめるのがマーブル・パウンド・ケーキ。
混ざりそうでいて、完全には混ざらない。
予測がつかないのに、イメージにぴったり。
この微妙な動きを捉えた美。
ミラクルなマーブル・ワールドへどうぞ。


<材料>(18㎝パウンド型)
・バター・・・・・・100g
・砂糖・・・・・・・85g
・卵・・・・・・・・2個
・薄力粉・・・・・・100g
・ベーキング・パウダー・・・・小さじ3分の2
・コーンスターチ・・・10g
・純ココア・・・・・35g
・牛乳・・・・・・・50cc
・ラム・ダーク・・・小さじ1
<作り方>
1 バターと卵は室温に戻しておく。
2 パウンド型に敷紙を敷いておく。
3 薄力粉、ベーキング・パウダー、コーンスターチを合わせてふるう。

4 ボウルにバターを入れ、泡立て器でポマード状になるまで練る。
5 4)に砂糖を数回に分けて入れ、白っぽくなるまで混ぜる。
6 5)に、溶いた卵を少しづつ入れて混ぜ、ふるった粉類をさっくりと混ぜ合わせる。

7 牛乳を温め、純ココアをよく溶かし、ラム・ダークを加える。
8 6 )の生地の4分の1を取り出して、7)を加える。

9 パウンド型に、プレーン生地とココア生地を交互に入れ、竹串でかるくかき回す。

10 180℃のオーブンで40分ほど焼く。(温度や時間は適宜調節)
11 あら熱をとってからラッピングします。
*保存は常温で