グレーの林檎たち

祈 peace please !!!

Like A Rolling Stone BOB DYLAN 1965

2007-11-07 13:37:44 | BOB DYLAN 詩集
むかし あんたは いい服を着て わかかったとき 乞食に銭をほおってやったね みんなでいってた 気をつけろ落ちるぞ と でも みんなでからかっているだけだとおもっていたろう よく わらいものにしたね うろついているやつらを いま あんたは大声でしゃべらない いま あんたはじまんもしない つぎの食事をどうやってごまかすかについて どんな気がする どんな気がする うちがないことは 全然知られぬことは転がる石のようなことは 一流学校にいっていたね ミスロンリー でも知っていたろう ただしぼられるためだったんだ 誰も宿無しの生きかたなんぞ教えてはくれず いまあんたは それに慣れなければならない 妥協はいやだといっていたね わけのわからんフーテンなんかと、でもいまはわかるだろう フーテンだってアリバイをうってるわけじゃない そいつの青空の目をのぞいて きいてごらん とりひきしたかい? と どんな気がする どんな気がする ひとりぼっちで かえりみちのないことは 全然知られぬ 転がる石のようなことは 振り向いてみもしなかったね 手品師や道化師のしかめっつらを 彼らがやってきて おかしがらせたときに わからなかったんだろう けしからんことに ほかのにんげんにやらせていたことが よくピカピカの馬にのっていたね 外交官と 肩にシャムネコをのっけていたあいつさ つらくないかい わかったときに あいつはぜんぜんわかっていなかったんだと ただ あんたから とれるだけとっていってしまったんだと どんな気がする どんな気がする ひとりぼっちで かえりみちのないことは全然知られぬ 転がる石のようなことは 塔のうえのお姫様ときれいな人たちは飲んでいた、おもっていた うまくいったと あらゆる種類の贈り物を交換しているがあんたは そのダイアの指輪をはずし 質屋に入れたほうがよさそうだ よく おもしろがっていたね ぼろをまとったナポレオンと彼の使った言葉を さあ彼の所に行くんだ 呼んでるぜ、いやとはいえないはずだ なんにもないときは 何にも失うものがないのだから あんたは今透明だ、あんたは秘密がなく 隠す必要もない どんな気がするどんな気がする ひとりぼっちで かえりみちのないことは 全然知られぬ 転がる石のようなことは