クライマーいただき、アメリカをいく Ⅳ

 

 

４０００ｋｍを走り抜けてきた

 

フロリダをスタートし、ジョージア・アラバマ・ミシシッピー・ルイジアナ・テキサス・ニューメキシコ

そしてアリゾナにはいった

目指すカリフォルニアまであと１０００ｋｍ

 

相棒のランドナーはもはや気力だけで動いているのかもしれない

なんどもパンクし、スポークも折れたという

チェーンもギリギリの状態だろう

 

テキサスに入ると１０００ｋの大荒野が続き野宿の連続

夜中にテントから出て見上げた星空は、いままでのどの空よりも美しかったそうだ

真っ暗な闇の中、なにもない、灯りもない、拡がる荒野に

たったひとり

宇宙と地球との境目に立っているような

そんな気にさせる凄まじいまでの星空が

天井と地表の間などかき消していただろう

 

走っていて泣きたくなったのは向かい風

それも半端やない強風

吹雪混じりの向かい風の時は殺意を感じただろうな

 

そしてやっとの思いでエルパソに着いた

クリスマスに間に合った

しかも久しぶりにベッドで寝れる！

こみ上げる喜び

ここで一週間ほどの休養を取ったようだ

エルパソでは馴染みの自転車屋もでき

その向かいの寿司屋には毎日通った

再びの出発に向けて充分の英気を養えた

 

さあ

いよいよ明日はアリゾナ州ツーソンに到着する

 

見えてきた

 

夢のカリフォルニアまで

残り１０００ｋｍ

 

 

ガルテン、いつも「クライマーシェフ：タカのアメリカ横断日記」ありがとう！！！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　http://ameblo.jp/garbo-gron/

 

いよいよ、佳境に入って来ましたね。

ガルテンの記事を読み返して、じわじわと胸が熱くなってきました。

みなさんも、ぜひ！！！

 

　一昨年の二月、父の法事で久々の再会

 

今日は、お仕事が休みだったんで楽しみにしていた「のだめカンタービレ」を観にいってきました。「よかったなあ～」とルンルンで映画館を出た途端、弟から電話。アメリカからとは思わないくらいはっきり聞こえたその声は元気そうで安心しました。

ランドナーを購入した京都の自転車屋さんに電話をしたが通じにくく、私に代わりにかけてほしいとの事でした。

今まで世界のいろんな山に登りにいっても、行くとこが高所のため出発する時と帰ってきた時くらいしか話さなかったのに、今回は携帯を、しかも寸前にメールも覚えてくれたから、情報が入り、安心して見守っていられてます。

しかし・・・

ここで重大な事実が発覚！

 

ある日の私のメール：「写真、楽しみにしてるわなあ～」

弟の返事のメール：「ああ、悪いけどほとんど写してないわあ～」

 

「・・・。」