世界の中の極々小さな断片

田舎暮らしの日常と地元を走るローカル線を短いエッセイと写真で綴る。
※ブログのタイトルが変わりました。

山間の小さな集落で出会ったお婆ちゃん

2018-11-14 08:38:32 | 日記
































































































































ローカル列車が通る

山間の小さな集落で

畔の草むしりをするお婆ちゃん。



列車を待つ合間に

何気なく声をかけると

色々な話をしてくれた。



昭和のひとけた生まれで

隣の集落からお嫁に来たという。

その集落も山の中だが

更にこんなところへ来てしまったと

笑いながら話していた。



ここは良いところだが

若い人は高校を卒業すると

皆どこかえ行ってしまうと寂しげに話した。



家人は皆仕事をしているのに

自分も何かしないと申し訳ないと

もう雪が降りだすというこの時期に

畔の草むしりをしていたと言う。



そんな話をしている間に

列車の来る時間となり

「じゃあ、列車と一緒に撮らせてよ」と頼むと

「恥ずかしいから嫌だよ」と

言ってよそを向いたものの

列車を見送ったその後

私のカメラに向かって

ニッコリとピースサインを向けてくれた。



こうしたお婆さんや農家の人々とのふれ合や

お話をする時間もローカル線ならではの

魅力でもあり楽しいのである。












Posted by I.Tachi at November 14, 2018

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