YAMAHA 『DX7ll FD』

2021-07-29 23:10:52 | 音楽
昨日の記事でも書いた、「YAMAHA」のデータ・カートリッジ『RAM4』の内蔵電池交換に引き続き、『DX7ll FD』の内蔵電池も交換。

一ヶ月半ほど前に、先輩ミュージシャンからから頂いた時は、『DX7ll FD』はかなり状態が悪かった。
ディスプレイの表示不良、沢山のスイッチで接点不良、ヘッドホン・アウトに大きなノイズ...、と色々と問題が。

その中でも、電池切れにより、音色名の表示が文字化けし、ノイズの様な音しか鳴らなかった。
本当に壊れていなか確認するために、内蔵電池の交換を最初にやらないといけない。

初代『DX7』の内蔵電池交換の記事や動画は割とたくさん見つけることができたが、『DX7ll FD』の内蔵電池交換に関する記事は少ない。

実際に本体の蓋を開けて判るが、『DX7ll FD』は基盤が多かったり、『DX7』シリーズによって内蔵電池の位置が違う。

今回、電池交換でかなり苦労したのは、電池が取り付けられていた基盤が、複数のコネクターで他の基盤とガッチリ繋がれていて取れなかったこと。
そして、古い電池を取り除いた際に、ハンダが基盤の穴を塞いでしまったこと。

基盤自体が外せていれば自分で作業できるのだが、複数のコネクターが繋がって邪魔をしている状態ではかなり厳しい。

基盤の角度が厳しい状態で無理やり作業を進めたが、途中で限界を感じ、一人での作業を断念。
近所の知人に急遽来てもらい、内蔵電池を正確な位置でもつ人と、細かい場所に正確にハンダを当てる人で分担した。
そして、無事に電池の交換ができた!

電源を入れ、内蔵電池交換の表示も消え、無事に楽器として使える様になった。

一つの音色を初期化すると、シンプルなサイン波の音になる。
そこから少し音色をエディットし、本体に保存できることも確認した。
そして、前日に内蔵電池を交換した『RAM4』にも保存し、壊れていないことを確認した。

やっと、これで楽器として使える!

ディスプレイやスイッチ、ヘッドホン・アウトの問題は徐々に解決したいと考えてる。
あと、フロッピーディスクのドライブが生きているのかを確認していないので、どこかでフロッピーディスクを調達してテストしたい。

しかし、工場出荷時の音色に戻す、『DX7ll FD』に付属していた専用ROMが手元にないので、どこかで入手して、音色を復活させたい。
MIDI システム・エクスクルーシヴ・データで復活させられると、一番コストがかかららなくて良いと思うのだが、どうしたものか...。

知り合いに、2〜3人、『DX7ll FD』を持っていた人が居たと思うが、同様に電池が切れてしまってるかも...。
それに、知人で現役で使っている人はもう居ないだろうな...。

専用ROMが無い状態で、完全に出荷時に戻す方法を知っている方がいらっしゃったら、是非、教えていただきたいです!


そんな、内蔵電池交換を短い動画にまとめましたので、興味がございましたら、是非、ご覧ください!

もし、この動画を参考に電池の交換作業される方は、自己責任でお願いします!

YAMAHA "DX7ll FD":Internal Battery Replacement
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