むかーし、まだ、Windowsが世に出てないころ、MS-DOSの頃だったと思います。
ある女性で主婦みたいな人が日経アマチュア・プログラム大賞(名称は不確か)を受賞されたというニュースがあって、その後、NHKでその人の特集かなんかあり、そこでの面白いエピソードが忘れられません。
その時の対象のプログラムは、確か「お掃除プログラム」・・・要約すると、家の間取りがあって、今日、どこそこを掃除したら、次、そこを掃除するのは何時か、を 自動的に計算してくれるというもの。即ち、パソコン画面を見ながら掃除をするという・・・
これ自体、どうってことのないプログラムで、私なんか、“へーッ!こんなんで大賞!”と驚く反面、着想のユニークさに感心したことを覚えています。
この方、すっかり時の人となり、あちこちで講演に引っ張りだこ・・・そこでのイチシーンを語る場面が面白くって・・
・・その場面というのは・・
『私のパソコンはいかに楽しいかという講演に、みんな目を輝かせて聞いている中、一人、おじいちゃんが右斜め上の天井あたりを見つめて、全く自分の話に関心がない素振り。
それで、非常に気になって、講演の後、そのおじいちゃんに、“私の話のどこが面白くなかったんですか?”と聞いたら、“いやいや、そんなにパソコンが面白いものなら、もし買った場合、どこに置こうか、あの箪笥を動かし、あれを動かしと・・と一生懸命考えていたんです。”と、答えられたというエピソード。』
9.11.55以降の受講者の方に、こんな印象をもってもらうような講習・・できたら いいな・・!
いち講師のひとりごとでした。
担当 本山