今日は、無線の配線にまつわる話なので興味のない人は、
軽ーくスルーでお願いします。
現在、船に50MHzのアマチュア無線機を積んでいるのですが、
周辺機器との相性が悪いようで、2つほど問題点が出ていました。
① 無線の発信スイッチを押すと、GPSプロッターが勝手に誤作動を起こします。
これは深刻で、無線操作に伴ってプロッターのリモコンから勝手に信号が飛びます。
画面をスクロールしたり、勝手にポイントを登録する程度ならいいのですが、
苦労して見つけたポイントを消去したりすることもあって、”ギャッ” こりゃかなわんと・・・・・・
もうひとつは
② GPSプロッターの電源を入れると、無線機に相当な雑音が入ってしまい聞こえが悪い。
まず①のプロッターの誤作動は、無線の電源ケーブルとプロッターの
リモコンケーブルが近すぎるのが原因のよう。
背面のコントロールボックス内はケーブルだらけで、もはやアマゾンの亜熱帯ジャングル状態
後から電装品をあれこれ素人工事でくっつけたので、購入した時の2倍ほどケーブルが
増えて、ライトで照らさないと奥の方は見えません。
ヒューズボックスやバスバーを配備して配線をできるだけ整理。
プロッターのリモコンケーブルと無線の電源ケーブルを離して配置すると
GPSプロッターの誤作動は無くなって、こちらは一件落着。
もう一つの難題は②無線機の雑音対策。
50MHz帯でも0.2MHzごとに特定の周波数に雑音が入るのですが、
現在利用している周波数にちょうど雑音が入ってしまってたちが悪い。
これはバイクのアマチュア無線でも問題となる様で、なかなか奥が深い問題のようです。
まず無線のアンテナを外してみても雑音が入るので、電源ケーブル由来の雑音が
入っている様子。
そこで、市内の無線屋で買ってきたフェライトコアをあっちこっちに付けてみた
けれどこれは何の効果もなし・・・・・
しょうがないので、無線の電源コードにWEBで注文したノイズフィルターを付けてみる。
これは効果があり雑音がすこし減ったようだ。
無線のアンテナを外しても入ってくる雑音はひとまず遮断出来たけれど、
それでもアンテナを付けると、まだどこからか雑音を拾ってしまう。
ためしに無線機のアンテナとキャビンの間に100均で買った
1畳ほどもあるアルミシートを広げると電波が遮断されるので、
どこかのケーブルが送信アンテナとなって電波を飛ばしてしまい、
無線機アンテナに飛び込んでいるらしい。
アンテナの位置は変えられないので、発信源を処理するしかない様だ。
キャビンのコントロールボックス内にある電源のケーブルを一本ずつ手で握ってゆくと、
魚探の電源ケーブルを握った時に雑音が減る。
さてはコイツが犯人か?
魚探の電源ケーブルにも1000円のノイズフィルターをかませると少し雑音が
減ったけれど、まだまだよろしくない。
魚探本体とノイズフィルターの間のケーブル自体も遮蔽をしないといけないようだ。
WEBで調べると電磁波対策のお店でシールドチューブなる編み込んだ金属チューブが
1メートル700円ぐらいで売っていたので、これを購入。
原因となっているケーブルを中に通して、まわりを防水と絶縁対策のために
自己融着テープで巻いてみた。
効果の程は・・・・・
まあ、まずまず納得がゆくレベルまで雑音が減りました。
100点満点中だと80点ぐらいといったところでしょうか。
スケルチレベルも半分に下げる事が出来た。
まだ魚探本体からも多少の電磁波が飛んでいるようだけど、もうこればかりはしょうがないかな。