石村鉄工のブログ

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農業機械:農機具の選び方

2013-01-07 17:25:04 | レポート

理想的な播種床 Part2    ―鎮圧機編―

≪農林水産省地球温暖化対策総合戦略≫
高温障害回避を目的とした“適期移植の土づくり”
湿害・干ばつに“透水性・保水性・通気性”重要!!


異常気象・ゲリラ豪雨 地球全体の気象が変わる!!

 

≪目的に合わせた機械・機種を正しく使う事が大切!!≫

鎮圧・整地・砕土(Cambridge roller,  Culti-packer,  Land-packer)
 アメリカ・ヨーロッパ等、農業国では一般化されている鎮圧・整地・砕土機。
近年、日本でも不耕起用・簡易耕起用「播種機」が普及されつつあります。
この場合、精密砕土の必要がなく、逆に過剰砕土をしない事を推進いたします

その理由とは?

 非駆動型整地・砕土機で団粒構造を造成 “透水性・保水性・通気性”“微生物活性化”
 異常気象による洪水や土壌の流出を防ぐ。
 後作業ケンブリッヂ・ローラーとのコンビネーションが最適!!
 高能率:ハイスピード・ローコスト・異常気象に強く適期播種・移植!!


Culti-packer (鎮圧機)の選び方
使う圃場(土壌条件)で、どの様な施行を実施するか?
・実施する圃場の硬さ
・実施する圃場の水分
・実施する圃場の作物
 以上の事を重点に置き、鎮圧機を選択する事がポイントです。

鎮圧・整地・砕土機の種類 Packer ring rollers
“ケンブリッヂ・ローラー” “ランド・パッカー” “カルチ・パッカー”
    Cambridge roller          Land-packer          Culti-packer

1)ケンブリッヂ・ローラー  Cambridge roller
〔パッカーリングとスターリングを組み合わせ、鎮圧・覆土を目的とした作業機〕
播種前の播種床を形成!!
播種後の鎮圧・覆土を形成!!
秋まき小麦等、麦踏みに実施

2)ケンブリッヂ・ローラー スプリング・ボード付  Cambridge roller with Spring board

〔プラウ後の凹凸等の、整地・鎮圧・砕土を目的とした作業機〕
播種前の播種床を形成
播種後の鎮圧・覆土を形成(※スプリング・ボードは使用しない)
秋まき小麦等、麦踏みに実施(※スプリング・ボードは使用しない)

3)バリオ・パッカー  Land press packer

〔プラウ耕起及び整地・砕土等の播種床プレス鎮圧を目的とした作業機〕
バリオ・パッカー フロント用: リアでの砕土機や播種機等の実施の際、播種床のトラクタータイヤ等の凹凸の軽減を目的とした作業機

4)コンビネーション・パッカー  Combination packer roller

〔表層用 砕土・整地・鎮圧を目的とした播種床用作業機〕
ケンブリッヂ・ローラー、タイン・カルチベーター、カルチパッカー・ローラー等を組み合わせた作業機


Cambridge roller  Land-packer  Culti-packer
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ローラーの種類 Rollers
≪Culti-packerの目的に合わせたアクセサリーを選ぶ事が重要です≫
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全てのローラーには、直径・形状・軸径が異なるサイズが数種類有ります!!
目的に合わせた 重量・形状を選ぶ事がポイントです。


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