こんにちは
伊勢志摩バリアフリーツアーセンターです。
先日、三重県の紀宝町にある飛雪の滝キャンプ場にて、
障がい者・高齢者を受け入れるためのバリアフリーガイド研修を開催しました。
日にち:2019年10月29日(火)
時 間:10時30分~14時30分
場 所:飛雪の滝キャンプ場とその周辺
参加者は全部で19名。
飛雪の滝キャンプ場スタッフの方他、
紀宝町ウミガメ公園さん
尾鷲セラピストの会さん
御浜町社会福祉協議会・防災ボランティアコーディネーターさん
紀南バリアフリー研究会の皆さま
など、沢山の方にお集まりいただきました。
紀南バリアフリー研究会の中には、視覚障害者2名、チェアウォーカー1名いらっしゃり、
それぞれ、障がい者アドバイザーとして、
色んな意見をいただくことができました。
午前中は管理棟にある食堂で座学
・高齢者や障がい者についての基礎知識
・障がい者から体験ガイドの依頼があった際に気をつけるべき点 など
などをレクチャー
視覚障害者の手引きの仕方については、
アドバイザーの方にお手伝いをお願いして、実演をさせていただきました。
車に乗り込む時には、頭が当たらないように、手をフレーム導いていただきたいということや、
細い通路を通るときになど、身体を後ろから押されると怖いので、
基本のポジション(誘導する人は、半歩前に出て、肩や腕をつかんでいただく)
を守ることなどを教えていただきました。
また、 車いすの取扱い方法や、筆談ボード、JINRIKI、シャワーチェアなど、便利な補助具の紹介。
そして午後はフィールドワーク
まずは飛雪の滝やキャンプ場のコテージを見学
もともとはテントサイトのみで営業していましたが、
コテージと直売・集客交流拠点施設を新たに増設し、平成30年4月27日にリニューアルオープンしたばかり。
コテージは全部で5棟。
すべてバリアフリー対応になっていて、
快適に過ごせそう!
玄関脇にあるキッチン
トイレは横幅132㎝、縦幅155㎝と、車いすで回転できないため、車いす対応トイレではありませんが、
便器の左右に手すりが付いています。
風呂は独立していて、手すりが3箇所についていました。
リビングは、6畳の和室です。
階段の上は、ロフト!手すりの上部が平行になっていて、
子供が喜びそうですね!
研修生からは、
「きれいで素敵~!」
「丁度良い広さ!」
「風呂もトイレも使いやすそう!」
と大好評!
バリアフリーの視点では、
「ロフトの階段が滑りそう」
「電気のスイッチの位置がわかりにくい」
「入口に椅子や手すりがあればもっといいかも」
との意見が出されました。
次に落差30mの飛雪の滝を見学。
滝まではスロープが付いていて、車いすでも滝のすぐ近くまで行くことができます。
・・・思うに、こんな立派な滝までのアクセスがこんなにバリアフリーだなんて、
たぶん、世界一アクセスのしやすい「滝」だと思うのですが・・・
相次ぐ台風の影響で、滝つぼの中に土砂がたまり、周りも大きな石がゴロゴロしいて、
滝つぼに近づくことができませんでしたが、
そのおかげで滔々と流れ落ちる滝のしぶきが、その名の通り、雪の舞いのように飛び散っていました。
最後にランド発祥のスポーツ「モルック」を体験
モルックとは、フィンランド発祥のゲームを基としていて、
スロットルと呼ばれる木製のピンを、
ペットボトルぐらいの大きさの木製の棒=モルックを投げて倒します。
スロットルは全部で12本。
上部には1~12の数字が書かれていて、
1本倒れればその数字を加算。
2本以上倒れれば、その本数を加算し、合計50点ぴったりとなったチームが勝ちとなります。
うっかり50点を越してしまった場合は、
25点に逆戻りして、そこからまたスタート!
3チームに分かれて競技をしましたが、
簡単そうに見えて、モルックがスロットルに当てるのが難しい!
何故かモルックがスロットルの間にうま~く落ちて、ピンが倒れない選手が続出!(笑)
今回のゲームで一番上手だったのが、視覚障害者の方々。
どこにモルックを投げればいいのかがわかるように、
その場所を鈴の音で示して投げてもらいましたが、
誰よりも、ヒットする確率が高いのでありました。
このゲームの説明は、飛雪の滝のスタッフの方が行いましたが、
視覚障害者にもとても分かりやすく説明をしていただき、
皆が楽しく参加できるよう、盛り上げていただいたおかげで、
本当に盛り上がりました!
この研修は、県の事業ではありますが、
持ち込みそのものは、飛雪の滝キャンプ場さん側から。
7月にわざわざ当センターまでお越しいただき、バリアフリー対応についての相談を受け、
是非研修会を開催して欲しいと依頼をいただいたのがきっかけでした。
そして、今回の研修を受け、
色々と改善しながら取り組んでいきたいという言葉をいただいています!
アンケートの結果は
・具体的な話で分かりやすかった
・色んな視点で見つめることができました
・今後、いろんな方をガイドできるようになりたいと思っています
などの感想をいただきました。
そして
・勉強になるだけでなく、皆さんと和気あいあいと楽しく一緒に交流を図れたことが大変ありがたかった
・愛情ある集いでありました
など、とっても嬉しい言葉が添えられているものもありました。
その環境を作って下さった飛雪の滝キャンキャンプ場のスタッフの方々に感謝いたします!
おまけの写真は、お昼に用意をしていただいた
「キッチンちあき」さんのお弁当。
手作りのお弁当で、とてもおいしかったです!
こういうものに出会うと、気分も上がります(笑)
みんなでにぎやかにいただきました!!
伊勢志摩バリアフリーツアーセンターです。
先日、三重県の紀宝町にある飛雪の滝キャンプ場にて、
障がい者・高齢者を受け入れるためのバリアフリーガイド研修を開催しました。
日にち:2019年10月29日(火)
時 間:10時30分~14時30分
場 所:飛雪の滝キャンプ場とその周辺
参加者は全部で19名。
飛雪の滝キャンプ場スタッフの方他、
紀宝町ウミガメ公園さん
尾鷲セラピストの会さん
御浜町社会福祉協議会・防災ボランティアコーディネーターさん
紀南バリアフリー研究会の皆さま
など、沢山の方にお集まりいただきました。
紀南バリアフリー研究会の中には、視覚障害者2名、チェアウォーカー1名いらっしゃり、
それぞれ、障がい者アドバイザーとして、
色んな意見をいただくことができました。
午前中は管理棟にある食堂で座学
・高齢者や障がい者についての基礎知識
・障がい者から体験ガイドの依頼があった際に気をつけるべき点 など
などをレクチャー
視覚障害者の手引きの仕方については、
アドバイザーの方にお手伝いをお願いして、実演をさせていただきました。
車に乗り込む時には、頭が当たらないように、手をフレーム導いていただきたいということや、
細い通路を通るときになど、身体を後ろから押されると怖いので、
基本のポジション(誘導する人は、半歩前に出て、肩や腕をつかんでいただく)
を守ることなどを教えていただきました。
また、 車いすの取扱い方法や、筆談ボード、JINRIKI、シャワーチェアなど、便利な補助具の紹介。
そして午後はフィールドワーク
まずは飛雪の滝やキャンプ場のコテージを見学
もともとはテントサイトのみで営業していましたが、
コテージと直売・集客交流拠点施設を新たに増設し、平成30年4月27日にリニューアルオープンしたばかり。
コテージは全部で5棟。
すべてバリアフリー対応になっていて、
快適に過ごせそう!
玄関脇にあるキッチン
トイレは横幅132㎝、縦幅155㎝と、車いすで回転できないため、車いす対応トイレではありませんが、
便器の左右に手すりが付いています。
風呂は独立していて、手すりが3箇所についていました。
リビングは、6畳の和室です。
階段の上は、ロフト!手すりの上部が平行になっていて、
子供が喜びそうですね!
研修生からは、
「きれいで素敵~!」
「丁度良い広さ!」
「風呂もトイレも使いやすそう!」
と大好評!
バリアフリーの視点では、
「ロフトの階段が滑りそう」
「電気のスイッチの位置がわかりにくい」
「入口に椅子や手すりがあればもっといいかも」
との意見が出されました。
次に落差30mの飛雪の滝を見学。
滝まではスロープが付いていて、車いすでも滝のすぐ近くまで行くことができます。
・・・思うに、こんな立派な滝までのアクセスがこんなにバリアフリーだなんて、
たぶん、世界一アクセスのしやすい「滝」だと思うのですが・・・
相次ぐ台風の影響で、滝つぼの中に土砂がたまり、周りも大きな石がゴロゴロしいて、
滝つぼに近づくことができませんでしたが、
そのおかげで滔々と流れ落ちる滝のしぶきが、その名の通り、雪の舞いのように飛び散っていました。
最後にランド発祥のスポーツ「モルック」を体験
モルックとは、フィンランド発祥のゲームを基としていて、
スロットルと呼ばれる木製のピンを、
ペットボトルぐらいの大きさの木製の棒=モルックを投げて倒します。
スロットルは全部で12本。
上部には1~12の数字が書かれていて、
1本倒れればその数字を加算。
2本以上倒れれば、その本数を加算し、合計50点ぴったりとなったチームが勝ちとなります。
うっかり50点を越してしまった場合は、
25点に逆戻りして、そこからまたスタート!
3チームに分かれて競技をしましたが、
簡単そうに見えて、モルックがスロットルに当てるのが難しい!
何故かモルックがスロットルの間にうま~く落ちて、ピンが倒れない選手が続出!(笑)
今回のゲームで一番上手だったのが、視覚障害者の方々。
どこにモルックを投げればいいのかがわかるように、
その場所を鈴の音で示して投げてもらいましたが、
誰よりも、ヒットする確率が高いのでありました。
このゲームの説明は、飛雪の滝のスタッフの方が行いましたが、
視覚障害者にもとても分かりやすく説明をしていただき、
皆が楽しく参加できるよう、盛り上げていただいたおかげで、
本当に盛り上がりました!
この研修は、県の事業ではありますが、
持ち込みそのものは、飛雪の滝キャンプ場さん側から。
7月にわざわざ当センターまでお越しいただき、バリアフリー対応についての相談を受け、
是非研修会を開催して欲しいと依頼をいただいたのがきっかけでした。
そして、今回の研修を受け、
色々と改善しながら取り組んでいきたいという言葉をいただいています!
アンケートの結果は
・具体的な話で分かりやすかった
・色んな視点で見つめることができました
・今後、いろんな方をガイドできるようになりたいと思っています
などの感想をいただきました。
そして
・勉強になるだけでなく、皆さんと和気あいあいと楽しく一緒に交流を図れたことが大変ありがたかった
・愛情ある集いでありました
など、とっても嬉しい言葉が添えられているものもありました。
その環境を作って下さった飛雪の滝キャンキャンプ場のスタッフの方々に感謝いたします!
おまけの写真は、お昼に用意をしていただいた
「キッチンちあき」さんのお弁当。
手作りのお弁当で、とてもおいしかったです!
こういうものに出会うと、気分も上がります(笑)
みんなでにぎやかにいただきました!!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます