「炭団」って知っていますか?
「炭団」という名前を知らない人の方が多いかも知れませんね。名前は聞いたことがあっても
実物を見たことや使ったことのある人はほとんどいないかも知れません。というほど「炭団」は
暮らしの中から消えようとしています。「炭団」は、そもそも炭俵からこぼれ落ちた炭の粉やクズを
使って家庭でも作られていた燃料です。火力は炭に比べれば落ちますが、練炭のように煮物など
に使うには火力も手頃で使いやすい燃料なんです。
多摩市中央公園内にあるグリーンライブセンターで行われた「炭団づくり講座」の写真で、
「炭団」の正体を紹介します。
《以下余談》
以前、杉浦先生とご一緒に炭団を機械でつくる「炭団製造機」を見に行ったことがあります。
野球ボールほどの大きさの鉄製の半球の器に材料を入れ、向かい合った2つの半球同士の
間でゴロゴロと材料をキャッチボールのように転がしながら1つの炭団を製造するという機械です。
言葉で説明するのは難しいですが、たこやきを作るような要領と言えばイメージできるでしょう。
ガチャガチャと機械が動く音がとてもにぎやかな製造機です。日本にもう何台も残っていない
機械だと杉浦先生はおっしゃっていました。