■Traser■

はい【Traser Watch】です。ココでも何度か書いてるんですが、コチラが正真正銘の軍正式採用品です。ルミノックスの謳い文句となっているのですが、ブっちゃけアレ嘘ですよ（笑） そんな俺もそれに騙されたクチでして...今も左腕には文字盤にしっかりと“NAVY SEALS”と書かれたルミを着けております....orz。 >>【TRASER H3 Watch】

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追記＆余談：そもそもTraserのこの型でさえ所謂OEMなんですね（元はSANDYだったかな）。つまり、軍の規格の型ってのがありまして、各メーカーはそれにのっとって腕時計を製造する訳です。聞いた事あると思いますが【MIL SPEC】ってやつですね。戦場という過酷な現場に絶えられる耐久性を一つの基準にしたものです。んで、そのMIL SPECテストを見事通過したモノだけが軍での正式採用という栄光を手に入れられる訳です。これは一般販売においてもかなりの武器になります。まぁ、よくある【グッドデザイン】や【ISO規格】みたいなもんですね（それよりももっと厳格な審査ですけど）。つまりこのTRASERにはそのMIL SPEC（MIL-W-46374F）があるんです。ルミには無いです（笑）

世の中けっこうこのMIL SPECを謳い文句にした製品があります。見たところ半分ぐらいが嘘....というか、紛らわしい書き方になっています。中でも素材としてMIL SPECを受けているだけなのに、その製品自体をMIL SPECと呼んでいる（勘違い）しているものがこの日本にはたくさん存在しているのが現状です。代表としてバッグなどに用いられる素材のバリスティックナイロンがあります。これは防弾ベストなどに使用されているのですが、これ自体に防弾効果は全くなく、優れている点は耐摩耗性や引裂強度だけです。日本国内においてこの素材を使用しているだけでどれだけのメーカーが堂々と『防弾チョッキに使われるほどの耐久性であり、MIL SPECレベル』と謳っているか.....

MIL SPECとは製品にした場合、その縫製までもがMIL SPECなのです。つまり、このバリスティックナイロンをバッグに使用する場合、MIL SPECに準じた縫製でなければそれは既にバッタものな訳です。

ま、少し考えれば分かるんですがMade in JapanやChaina,TaiwanなのにMIL SPECはあり得ないですからね（笑）だってアメリカのしかも、軍独自の規格なんですから。この辺、日本の代理店が作るHPの管理者がいかに何も勉強してないかってのが分かりますね。あと、勘違いね。ルミノックスだって実際に特殊部隊であるSEALSが使用したなら文字盤に【NAVY SEALS】なんて絶対入らんもん。だって敵地で捕虜になった場合、特殊部隊員てのは一般兵士を装い身元を隠すんだから（基本的にね、例外もある）。敵に時計を没収され『お前！SEALSか！騙したな！....バーン！』ってなっちゃう可能性もなきにしろ有らず....。

ちなみに有名な銃でM-16というのがございます。こちらはあのコルトが作り上げた銃なのですが、これも軍の規格の形なんで、全く同じものを他メーカーも作る事が出来ます。現在、支給されているこの手の銃はM4A1ですが、これはあらゆるメーカーがこぞって同じものを発表しています。（実際は内部機構や、細かな点が違う）H&K（ヘッケラーアンドコッホ）なんかも随分前に発表しましたしね。知るということは本物を手に入れる際にとても重要でございますな～って話でした。（ながっ）