天歩夢人の雑念

日々の想いやその他エッセイ風に記述します

天の配才

2016-07-23 16:24:18 | 日記
一風変わった人を変人、奇人と呼ぶがその中にとてつもない才能や能力を発揮する人がいる。天賦の才能を持って生まれた人を天才と言うがサバン症候群(一種の精神障害者と言われている)とどう違うのかハッキリした学説もない、誰もが知っているモーツアルト、アインシュタイン、山下清等々は所謂天才なのか後者なのか、以前TV番組で紹介された黒人男性はニューヨークの上空をヘリコプターで15~6分旋回しただけで写真を撮ったのと寸分違わぬ絵を描いた、膨大な量の書物を一度読んだ丈で逆に読める人等、枚挙に暇がない、現在の人間の持つ知恵、知識や臨床医学でも解明されないものゝ一つである、モーツアルトの残した楽譜には一切修正や書き直しの跡がなくすべて頭に浮かぶメロディを只書き写しただけだそうな、子供の時一度聞いただけの曲でも帰宅後即座に楽譜にしたかと思えばピアノを弾きながら人前でも平気で放屁をするような奇行や蛮行をするという逸話もある、我が国の或る著名な作曲家の回想録に作曲に苦しんでいるとき電車の中で景色を眺めていたら突如神秘的なメロディが頭の中をよぎりそれを基に新曲を創ったと言う話もあるが、ちょつと眉唾ものだ、けれどあり得ない事でもなさそうだ。

天寿

2016-07-21 16:15:10 | 日記
このところ著名人昭和一桁世代のの訃報が続く、地域新聞のお悔み欄にも圧倒的に多い年代である、同世代の一員として何だか早く来いと急かされているようで妙な気分にもなるが、一方違う世界に逝ける楽しみもある、だが人間の業として一日でも家族と居たいという未練があるような複雑な気持、落語の演題は失念したが何かの理由で閻魔庁に迷い込んだ男が個々に定められた寿命の長さを示すローソクが灯っており一番長い隣のものと自分のを交換したという話じゃないけれど我々の年代になると命が惜しむ気持ちは希薄で淡々と自然体で居たいと思うのみ、かなり以前の話だが認知症も進み死期迫る刀自に担当医が「お婆ちゃんどんどんボケなはれや、逝くのが怖くないようにとの神様( 自然界 )のお思召しなんやから」という場面を回想している。