と、言うわけで、2週間に渡り、「3月議会の一般質問」の内容と答弁、そして、その解説を御紹介してまいりましたが、何とか今年度中に、紹介しきれました。
また、特に解りにくい事柄は、「10代にも(うちの娘にも)解る」というコンセプトで御紹介した訳ですが、結構これが好評でして、今後も、行政・政治などで、解りにくい事柄などは、この手法で説明し、私なりの考えを書いていこうと思っています。
さて、今回の質問で、「道路特定財源」特に、明日期限が切れる「暫定税率分」の重要性と、それが国会に通らなかった場合の、地方行政の混乱の可能性などなどを取り上げました。
国会では、本日3月31日未明に「道路特定財源暫定税率分以外の法案」が可決されました。結局、私が一番危惧していた事が現実になり、果たして、東九州縦断道路・九州横断道路の行く末は?また、財政に穴の空く地方自治体の対応は?そして何より、国民生活に混乱は生じないのか??心配の種は尽きません。
この一連の騒動を見てみますと、いやらしいほどの「民主党」幹部の、次の総選挙に向けた、票取りの為の愚策が見え隠れします。
一時的でも、ガソリンの値下げをさせて、「道路特定財源暫定税率分」が国会通過をする、つまり、ガソリン代が元に戻り、世論の反発が出た時に総選挙に持っていこうという腹なのでしょうが、果たして?そう上手くいくでしょうか?
政府案の対案も出さないどころか、話し合いの席にも着こうとしない。私は、政府自民党より、民主党の方が、遙かに国民不在の政治を行っていこうと、しているとしか思えません。
私は、一地方の市議会議員です。
国政の事を言うなど、身の程知らずも甚だしいと重々解っていますが、国民の、生活に直結している事柄を、政争の具にしているのは、同じ政治家の端くれとして、どうしても許せない。
もっと、政策的な建設的な論争を、選挙の票取り人気取り抜きで、すべきです。
でないと本当に、与党も野党も無い、政治家全てが、国民からそっぽを向かれる。
いや、内閣支持率の低迷、だからといって、民主党の支持率も上がっていない現状を考えると、もうすでにそっぽを向かれているのでは?と思います。
ともあれ、明日から、平成20年度になる訳ですが、来るべき新年度が、皆様にとりまして、幸多き年となります様に。
平成20年3月31日 延岡市市議会議員 稲田雅之