Inachan's Corner

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1年の目標を考える(【2011-001『7つの習慣』】

2011-01-04 | 4-4:ブック
2011年もスタート。1年をはじめるに当たって、『7つの習慣』を読み直して、目標設定などをやり直してみた。

この本をはじめて読んだときから、家訓として自分の家族の方針をきめたり、毎年の目標設定をしたりしてきた。が、いまいち、徹底できないでいる。

今年こそ、ちゃんとやり直してみよう、と家訓の再設定、そしてミッションステートメントなどの再設定をおこなってみた。がんばって、1年を過ごしてみたい。

しかしながら、この『7つの習慣』、やっぱりいいことが書いてある。コーチングや、コミュニケーションやリーダーシップ、タイムマネジメントなどの多くのビジネス書の原典的なものになっているといっていいと思う。

年始に自分を見つめなおすには、よい1冊だと思います。


★★★★☆




備忘録としての、『7つの習慣』のポイントを下記に-----

■第1の習慣 (考え方)
主体性を発揮する
・ 人間として自分の人生に責任を持つ
・ 反応的(=周りの多くの物的な環境に影響を受ける。天気がよければ気分がよく、天気が悪ければ、気分が悪くなる)ではなく、主体的(=天気が良くても悪くても価値観に基づいて生きているため、気分は変わらない)に生きる。
・ 「自分の身に何がおきるかではなく、それにどう反応するかが重要」なのだ
・ そのために頭を使い、率先力を発揮する。率先力とは、作用されるのではなく、作用する人になること

◆反応的な言葉(を使わない)
どうしようもない
あいつは頭にくる
しなくてはいけない
○○でないとだめ

◆主体的な言葉(を使う)
他のやり方がないか考えてみよう
(自分で自分の感情をコントロールする)
そうすることにきめた
○○の方がいい

・ 関心の輪(外円)と影響の輪(内円)。関心の輪でなく、影響の輪に集中する。なるべく影響の輪に意識をあわせる。そうすると、影響の輪が大きくなる。関心の輪に意識があると、影響の輪が小さくなっていく
・ 人が傷つくのは、他人の行動によるのでも、自分の間違いによるのでもない。それにどう反応するかによって、傷を受ける
・ 主体的に生きるためには、目的と、目的に向かう際の原則が必要。

■第2の習慣
目的を持ってはじめる
・ 人生の最後の姿から考える。それを念頭に今日という1日をはじめる。
・ 流れに身をまかせても、たまたまうまくいく人生になるかもしれない。ただ、日々をよりよく生きる(実感を持つ)ためには、目的とそれにそった原則が必要。
・ 効率や能率も大事だが、そもそも正しい方向に向かっているのか? いくらはやく山に登っても、登りたい山と違っていたら、なんの意味もない。家族の方向性や目的意識の共有化、家庭の文化や雰囲気作りが何より重要。
・ 家族に共有する目的を考える
・ 生活の中心には、自己中心でも、家族でも、お金でも、仕事でもなく、「原則」をおく。→ミッションステートメントを定義する

■第3の習慣
重要事項を優先する
・ 緊急度と重要度。緊急度よりも、常に重要度を優先する


◆「緊急」で「重要」
 重要
 締め切りのある仕事・家事
 病気や事故
 危機や災害
 せっぱつまった問題

◆「緊急ではない」が「重要」
 人間関係づくり
 健康管理・維持の活動
 準備や計画
 勉強や自己啓発
 準備や計画
 真のレクリエーション

◆「緊急」だが「重要でない」
 突然の来訪
 多くの電話
 無意味な接待や付き合い
 雑事

◆「緊急でもない」し「重要でもない」
 暇つぶし
 多くのテレビやゲーム、PC
 単なる遊び
 待ち時間
 その他の意味のない活動

・ 原則、ミッションステートメントにそって、重要事項を決定して、優先する。
・ 人間重視、一貫性、柔軟性重視。
・ 週単位で計画を考え、実行する。
 役割を決める。その役割ごとに1週間、何をするか、考える。
 思い切って、できないことはあきらめる。任せることは任せる。人に頼む。


■第4の習慣
win-winを考える
・ (自立した上で)相互依存関係を築く=信頼関係を作る(信頼残高をつくる)
 1.相手を理解する(話を聞く)/2.小さなことを大切にする/3.約束を守る/4.期待を明確にする/5.誠実さを示す(「正直」は言葉を現実にあわせる。「誠実」は現実を言葉に合わせる。その場にいない人に対して忠実になる)/6.誤りには誠意を持って謝る
・ 人格を磨く。誠実、成熟(勇気と思いやりのバランス)、豊かさマインド(ゼロサムゲームと思うかどうか)を高める

■第5の習慣
理解してから理解される
・ 本当に理解しようとして話を聞く。理解しようと聞くのではなく、答えようとして聞いている。感情移入して聞く。自叙伝的な聞き方ではなく。
・ ×:評価する、探る、助言する、解釈する
・ ○:話を繰り返す。自分の言葉に置き換えてみる。相手の感情を反映する。
・ 人に影響を与える鍵は人に影響されること

■第6の習慣
相乗効果を発揮する
・ コミュニケーションをとる。相違点を尊ぶ。「人は誰しも、自分は客観的だと考え、自分こそが世界をありのままに見ていると思っている。そしてほとんどの場合、他人は枝葉末節に埋もれており、自分だけが大所高所から状況を把握していると思い込んでいる」。

■第7の習慣
刃を研ぐ
・ 肉体的、精神的、知的、社会・情緒的の四つの側面
・ ×:運動する暇が無い ○:運動しなくていいほどの暇は無い。1週間168時間のうちの3時間。
・ 精神的な再新再生。自分の核、価値観、原則に対して決意すること。それには個人的な時間をとることが必要。
・ 知的な再新再生。過去の偉人たちの思考や知性に学べる読書が一番。
・ 社会情緒的な再新再生。日常的な人的な付き合いの中で確認可能。自分の内的安定性と自尊心を確認。自分の原則に従って、習慣と価値観を一致させた生活を送ることからはじまる。


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