例えば、牛豚やニワトリを育てるのと似て、本来の食材(餌)を食べさせずに育てるメリットは、生産効率優先で経済効果も大きいのでしょうが、人造栄養は昔から色々問題があります。人造バターと呼ばれた「マーガリン」やそれに含まれるトランス脂肪酸などが最近ようやくメディアを賑わすようになった日本ですが、みなさんが普段口にする肉類は配合飼料で育てられていますし、魚好きの人は水銀やダイオキシンの血中濃度が高くなるそうで、環境汚染も相まって、人間の手に負えないレベルにまで到達してる気がします。
話は戻って、人工的に栄養過多で肥満にさせられた赤ちゃんが、おいそれと細身の健康体を維持することは無理なような気もします。また、抗生物質などで病気にならないな薬剤まで投与された動物の肉やホルモンを、これだけ大量に口にする人たちが、はたしてどれだけ健康を保持できるか疑問に思います。
とにかく現代社会の食生活は添加物汚染の軽度の薬剤まみれ状態だともいえそうです。国は多くのことを国民に悟られないような表示方法を押し付けています。昔は防腐剤とか酸化防止剤とか表示してたものが、最近は大豆由来とかビタミン◯◯とか、直接的でない表現や、入れなければ販売できないミネラルウオーター類(酒類や飲料品全般)のように、何%以下の場合は表示しなくて良いとか。
職業柄、先の「マーガリン」も、多くのコンビニやスーパー専門のパン菓子類向けに「調製脂」なる名称に変わった製品をつい最近目にしたばかりです。主原料部分には食用精製加工油脂なる表示がありますから、中身は昔ながらの「マーガリン」なのですが、パンやお菓子に加工した製品に「マーガリン」の表示は見当たらない、というわけです。メーカーはなぜ「マーガリン」や「ショートニング」を使うかといえば、安くて長持ちして都合がよいからです。その上、人工的に色や香り食感など、天然のバターにも負けない工夫をこれでもかと、国の法的な後押しで加えられますから、食べる消費者は、何の正確性もない「おいしい」か「おいしくない」かで騙され続けるわけです。だって御上(おかみ)が許可したものですから・・・体にいいものと信じている。安全なら表示をこんなに変える必要はないはずでしょうに。
身近な飲んべさんがよく、「あの酒はうまいうまくない・・、」などと話しているのを聞きますが、実は、世界はつい最近まで日本酒はどれを飲んでも同じ味でうまくない、といったレッテルを張っていました。それに疑問を感じたある外国の女性が調べると、戦後の日本中の殆どの酒造メーカーはホーロー引きの酒樽で日本酒を製造していたらしく、昔ながらの木樽を使うのをやめていたそうです。それではその土地の自然な空気と呼吸しあって熟成する自然の営みも木の香りもないわけで、そんなことを知らない酒づきの「味素人(あじしろうと)」たちが「ワイワイがやがや」やってたことにおかしささえ感じます。
ここ数年でパリの三ッ星レストランに日本酒が採用されるようになりましたが、それも、木樽で熟成するようになった製品が復活し始めたからだそうです。そう、日本酒もようやく世界標準に仲間入りできたというわけでしょう。
とまあ、世の中偽物ばかりで埋め尽くされてる日本です。食品に含まれる添加物を排出するのに肝臓は大いに弱りきっています。その上具合が悪いからと病院に行って、またまた薬剤を投与されて安堵してる患者さんのなんと多いことか。食料品の正確な情報を伝えない医療機関がほとんどだと思います。もちろん、役立つ話を伝えて調子が良くなっても病院は困りますし、摂り過ぎて具合が悪くなっても困りますから余計なことは伝えないんですよねきっと。 ちょっと取り留めのない話でした。
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