乳幼児健診は成長期にあるこどもの病気や障害を早期に発見し、治療や適切な指導を行うことを目的としています。こどもの乳幼児期の成長は目覚ましく、大人になるための心身の大事な基礎をつくります。そのため、この時期に成長に支障をきたす先天性の疾患やその他の病気があると、成長が止まったり障害が残ったりするのです。乳幼児健診では身体の測定や診察を通して、年齢に応じた成長の度合いを診たり病気がないかを判断します。最近は核家族化や母子家庭の増加で、育児不安が増加していると言われます。健診は育児相談可能な保健師さん等のいる小児科で受けましよう。
具体的には四か月健診、十か月健診、一歳六カ月健診、三歳児健診があります。こどもの健康具合や育児の不安点などをメモして、しっかり受けてください。
こどもの成長期には健診と予防接種が大切
健診はただ受ければ良いというわけでありません。成長期におけるこどもの発達具合や病気は、専門医でないと的確な診断が難しい場合もあるようです。できれば、信頼のおける小児専門のかかりつけ医を持ち、乳幼児健診や予防接種・育児相談も含めた健康管理型の受診が望まれます。生後三カ月頃から始まる予防接種は、こどもを重大な感染症から守るための大切な仕組みです。公費で受けられる接種は漏れずに受けましょう。ま、ワクチン後進国と言われる日本ですが、定期接種以外にも小児用肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチン、子宮頚がんワクチなど新たに認可されたワクチン類もあります。接種費用は自費で高価ですがお誕生祝いにワクチン接種もいいと思いますよ。これらのワクチンの詳細を知りたい方は当院のホームページやケータイサイトでもお知らせしています。
※子育て情報誌『あいあい通信』は待合室でお渡ししています
(久留米市/いむた小児科)