くろねこ漢方帖

漢方薬、養生、中医学、ハーブ、健康のあれやこれ…日々の学びをゆるっとお届け。
気楽にぱらぱらっとめくってみてください。

実践!靴下かさねばき 冷えとり健康法

2010年03月29日 | 中医学・漢方
友人に漢方の勉強しているんだーと話をすると、女子とは十中八苦、「私、冷え症なの~」という話になります。自覚していない人でも舌を見せてもらうと、びっしり白っぽい舌苔で表面が覆われていたり!わわわ、これは相当、冷えている証拠なんですよ~><。

かくいう自分もいつも手足ひんやりの寒がり!身体が冷えていると血行が悪くなり、身体はしんどいし、気持ちも萎縮してしまったり、大抵いいことありません。みんな冷えた身体でよく頑張っているなあーと思います。漢方では「冷えは万病のもと」と言われてきました。漢方でなくても、日本で最近、書籍などでその考えが注目されたり、身体を温める生姜のチューブを携帯するのも流行っているみたいです(チューブ入り生姜でどれほどの効果があるのかは分かりませんが)。

そんななか、本日冷え冷えの皆さんにお勧めしたいのが(怪しい商売やっているわけではないです
「靴下かさねばき 冷えとり健康法」
デス。

ただ靴下を重ねてはけばヨイというものではありません。
重ねばき用の絹と綿の靴下を絹→綿→絹→綿・・・と交互にはいてゆきます。
こうすることによって、足元が温められて身体はいつでも足浴している状態になるのだそう。
さらに、絹は身体の毒素を抽出してくれるのだとか。足の裏は身体の臓器の反射区になっているので、例えば肝臓が悪かったら肝臓のあたり(親指と人差し指の間あたり)の絹がやぶれてきたりするのだそうです。

でも4枚とか6枚重ねなんて億劫だし、なんだかムレそうじゃない~?と思うでしょう。私も!
それを察してか、靴下かさねばき信者?の姉が「私のコレ貸してあげるから、半日試してみて!」とレンタルしてくれました。内側に履く靴下はかなり薄手。ちょっともこもこしますが、ムレる感覚はナシ。あったかい、というよりはしっかり足元が守られている感じです。一度慣れてしまうと通常の靴下ではこころもとない感じになりました。

で、早速インターネットでお申込み。「靴下」「冷えとり」とか入れるとばばばっと出てきます。
姉(渡辺満里奈さんも)のお勧めはこちら「うさぎの会」。ただそのサイトは対応に日数がかかりそうだったので、私はこちら「宿り木の会」で注文しました。最近はかなり流行っているようで、色々なかさねばき用靴下が出ていますが、ちゃんとした絹をつかった靴下であるほうがよいです。

私は4枚も重ねるのは面倒なので、3枚目の靴下を内側が絹、外側が綿になっている靴下にしてみました。これだったら続けられそう^^!今日なんてあんまり寒いので5枚履きしちゃいました。ただ、この重ね履き・・・ひとつだけ難点が。そう、これまではいてきた靴だとはいらなくなってしまうのです。今度はスリッポンタイプの靴を探さなくては・・・。

啓蟄

2010年03月06日 | 中医学・漢方
3月6日は旧暦で<啓蟄>です。
・・・って、なんて読むんだこれは???

答え「けいちつ」。
最近、日本の四季が気になって『美しい暦のことば』という本を購入してみました。
本日はその本による豆知識をご紹介・・・

・日本で太陰暦から太陽暦にかわったのは明治5年(1872年)のこと。
・太陽が最も高くなる「夏至」、低くなる「冬至」、それぞれの間の「春分」「秋分」を基準として一年を24等分し、季節を表現したのが「二十四節気(にじゅうしせっき)」。
2月4日の「立春」、2/16の「雨水」そして3/6の「啓蟄」・・・と大体15日に一度、名づけられている。
・ただ二十四節気はもともと中国から取り入れているために日本の気候とずれることがあり、さらに細かく5日おきごとに自然の変化をあらわしたのが「七十二候(ななじゅうにこう)」という。
・二十四節気と七十二候があわさって「気候」という言葉が使われているのだとか。

で、<啓蟄>はどんな日かというと・・・
春の気配を感じて、虫が動き出す・・・のだとか。うぅ、あまりわくわくしませんが^^;

そして七十二候は
3月6日~10日ころ:蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)
3月11日~15日ころ:桃始笑(ももはじめてさく)
3月16日~20日ころ:菜虫化蝶(なむしちょうとなる)

こんな自然のイメージ、東京の日々の生活のなかでは全然連動してないなあ・・・これじゃ、暦と実際がずれているのかどうかすらよくわからない。子どもの頃は空き地や畑で虫の様子とか蝶のふ化とか普通に見れていたのになあ。友達の畑へ行って、春を感じに行かなくちゃ~!!