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32歳からの世界一周

世界一周中の記録がてらブログします。

チューリッヒの木造ビルを見て思うこと

2013-10-17 20:46:52 | 旅行
昨日、スイスのチューリッヒで木造6階建てのビルを見てきました。
かなり面白かったんで、ここにいくつか写真を載っけておきます。

見に行った理由としては、単純に珍しいから。
たまたま見に行った時間に、ガイドツアー(ドイツ語)をしていて参加させてもらえました。

まずは基本情報ですが、Tamediaというメディア会社の本社ビルです。
建物自体が完成したのは2013年4月で、2013年7月9日がオープニングと非常に新しいビルです。木造7階建て。床面積8,905m2.
日本人の板茂という建築家が設計者です。

まずは外観。

木造といっても、木だけで出来ているわけではなく、外壁はガラスで覆われてます。


次は入口。


柱の太さは450mm□位でした。
柱間を繋いでいる丸太は縦方向に長い楕円形。構造上楕円の方が強いんでしょうか?


1階の通路階段部分




照明もきれいに納められてました



木の接合部分。

日本の伝統建築の技術が使われており、釘などを使ってないそうです。


階段の支持と柱の接合部分

こちらも差し込んでるだけに見える。


最上階の天井




ここからは付帯設備

空調

通路の床の白い丸いのが空調の吹出口。見た感じかなり少ないけど、空調負荷はかなり低いんだろうか。ここの空調は地下水を利用しているそうです。


照明

このビルかなり照明が少ないです。その代わりにこのスタンド型の照明を導入して、下面だけでなく上面照らすことで照度を確保している感じです。(このスタンドには天井面がなく上側も照らせます)それも踏まえて、反射率の高い天井材を選んでる気がします。


ホールの椅子と机




以上です。ドイツ語は全くわからないんですが、十分楽しめました。


最後に感想です。
日本には木がたくさんあって、この設計者も日本人。
日本に出来ててもおかしくないのに出来ないのは、実は規制のせい。
こうやって日本はどんどん取り残されていくのではないかと、ちょっと危機感を感じました。



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