雨じゃなくて良かった。
堺市の熊野(ユヤ)小学校の生徒たちによる『ゆやっ子マート』を取材。
こども達がお店を出すのだが、単なるお祭りのりではない。
利益が出るように考えた値段設定を習ったりして、念入りに準備。
場所も商店街の一部をお借りして行う、かなり本格的なものなのだ。
みな一所懸命で、お客さんとの駆け引きもなかなか。
元気な応対が気持ちよいと評判も良し。
よそのお店より売れいきが悪ければ悩み、チラシを撒いたりタイムサービスを行ったりの工夫も凝らす。
楽しみながら、とてもいい勉強が出来てるよね。
商人の町・堺を支えてくれるタマゴたち大活躍だ。

こんな授業があったら楽しかったろうねと、スタッフとも子供の頃の話で盛り上がる。
ここまで本格的な体験はなかったけれど、バザーもお店屋さんごっこも楽しかった。
「裏の沼でザリガニ釣ってね、学校前で勝手に店開いて売りましたよ。」
これは私の思い出。最後は先生に追い返されたけど、ちょっとは売れた記憶がある。
何かにお金が必要だったのよ。
しかしなんでザリガニ?
音声スタッフ(女性)曰く、
「お店屋さんごっこで、私、美容院をやったんですよ。
で、友達の髪の毛を、本当にざくざく切ってね、後でお母さんが怒鳴り込んで来ちゃって。」
ははは。おぬしなかなかやるな。
ちょっぴり背伸び。
気分はイッチョマエ、大人に負けてなかった。
ごっこ遊びはあくまでごっこ。大人のまねではあるけれど、
そこからたくさんの事を学んだし、時には大人にはできない発想も生まれたりして。
考えるだけじゃない。やってみる。
小さな失敗を体験することもきっと大事。
そう、やってみること、自分でやってみること。
これってすごく大きいんだよね・・