将棋駒 ときどき whisky

将棋駒作りとウィスキーやBARのことなど…

柔らかい木地の彫り&滲み対策

2018-06-09 19:09:47 | 将棋駒
最初の頃は黄楊の堅さに悪戦苦闘しておりましたが、今は島黄楊の若い柔らかい木地の方が彫りづらい(印刀がすべって彫り損じしやすい)し、滲みも出やすいので苦手です。
そこで、彫る前に瀬戸磨きをしてみました。彫り心地はかなり良くおそらく滲みも抑えられると思います。
兒玉龍児さんが「目止めをせずに漆を入れる」と仰っていたので、どんな方法なのか考えていたところ、初めに瀬戸磨きする方法を思いつきました♪
もちろん、私ごときは目止め剤を塗りますが…。
漆入れて研ぎだしたらまた感想をアップします。

糊の剥がし方

2018-06-01 13:25:21 | 将棋駒

久々の更新です。
ボチボチ駒作りをしていますが、遅々として進みません。。。
タイトルの「糊の剥がし方」ですが、字母紙を剥がすときに糊も剥がしますが、なかなかキレイにとれないのが悩みどころです。
結局は水分の力を借りますが、可能であれば水は使わない方がよい。
何か巧い方法があればよいのですが…。

児玉龍兒さん個展

2018-04-15 01:12:05 | 将棋駒
梅田で開催されている児玉龍兒さんの個展に行って参りました!
ため息の出る駒と駒木地でした。
児玉さんがブログで目止めに関して書かれていた(化学系の目止め剤を使うと時間が経つと劣化する)ので、伺ってみるとサビ漆を入れるときにも目止めはしていないとのこと!
スゴすぎる!

奥殿

2018-03-21 09:32:29 | 将棋駒

ヤフオクで軽い気持ちでポチッとしたら運良く落札できました♪
奥殿はスゴく硬いイメージがあるのですが、これは色からするとそこまで硬くないような気がします。
「先発」と「抑え」はほぼほぼ不動なので、「中継ぎ」の即戦力として期待しております。

天然砥石

2018-02-02 14:27:43 | 将棋駒
久々に砥石を購入しました。

丸尾山の白巣板です。
天然砥石は高価ですが、印刀を研ぐだけであれば小さなモノで大丈夫ですので比較的安価ですみます。
予想通りの硬すぎず、程よく引き締まった良い砥石でした。

仕上げには丸尾山の敷戸前をここ最近は使用しています。


硬めの砥石で砥取屋のホームページにもあまり出ない種類です。

研いだ印刀(携帯カメラの画素数が低すぎる。。。)

インフルエンザ

2018-01-20 09:23:36 | 将棋駒
毎年のことですが、12月・1月は仕事の繁忙期のため、印刀をほとんど持てません。
体力的にも弱っていたのでしょうか、先日インフルエンザに罹ってしまいました。
幸いにもタミフルのおかげでかなり元気になっておりますが、外出や出勤はできないので、自宅でダラダラと過ごしております。
時間ができたので、リハビリも兼ねて、今年の彫り初めにかかろうかと思います。
今年は頑張って多くの駒を作ろうと考えておりますが、昨年の今頃も同じことを言っていたような…。

駒木地購入

2017-11-16 21:53:46 | 将棋駒
2週間ほど前に東京へ。
目的の1つが杉さんから駒木地を購入することでした。
整形が終わり、さきほど全部届きました。

①天然古木絹赤柾

1978年伐採の木地です。
赤柾の魅力は私にはまだわかりません。

②斑入り根柾

斑入り根柾は個人的に好きです。
根杢は高価だし、身分不相応です。

③斑入り柾目

虎斑ではないが、品の良い木地です。

④斑入り柾目(天然木)

上のモノより大人しいです。

⑤柾目

いわゆる普通の柾目ですが、一番好みかも。杉さんの柾目木地って揃いなども含めて凄く丁寧に作られていて、癒やされます。

まぁ、出番は何年先になるかわかりませんが、駒木地コレクターみたいになってきているので、作成ペースをあげないと…。

漆刷毛

2017-11-14 13:31:16 | 将棋駒

以前に購入した漆刷毛を使いだしました。
本職の方が使うレベルのモノなので、駒作りにはもったいないのですが、使用感は大変素晴らしい!
技術の無さをいつも道具に助けてもらっています。
こういう伝統的な道具を作っている職人さん達には本当に頭が下がります。
後世まで続けていって欲しいと切に願います。

彫埋駒について

2017-10-24 15:10:08 | 将棋駒
駒には、書き駒・彫駒・彫埋駒・盛上駒があり、一般的にはこの順で高価とされています。
私は彫埋駒が好きなのですが(おそらく少数派)、最近は根付も彫埋のモノを作ったりします(サビ漆の練習も兼ねて)

(写真は彫駒の根付です)
そして、彫埋駒の根付を駒の作り方を知らない人に見せたときの反応が興味深く、たいてい、
「この駒は作成途中なの?」
というリアクションです。
初めて言われたときは???だったのですが、
【サビ漆で埋めた部分】=【プリント状態】に見え、その部分をこれから彫っていくと思ったようです。
彫埋駒(駒作り)の存在が世間一般に知られればよいのですが…。

研ぎ出しや漆入れ

2017-09-19 15:51:37 | 将棋駒

王座戦の現地解説会に行く予定でしたが、娘が遊んでと言うのでパスして駒作業を。
(あと何年かしたら遊んでもらえないやろなぁ…)
台風一過で久々の晴天だったので、外で研ぎ出しや根付の漆入れを。
根付なので、漆は多めに塗りました。

土曜日は娘が楽しみにしている関西駒の会の番外編です。
それまでに駒の動かし方を覚えられるのだろうか…。