歯車がかみ合わないもどかしさ
君の心が分からず
私の心が君に届かなくなって久しい
いつか君は私を忘れてしまい
ある日出会った時
どなたでしたっけと言われて
歯車は分解してしまった
どうか思い出してくださいと願いつつ
諦めの境地に陥ってしまった
君は簡単に忘れられるんだね
私は今でも忘れられないでもがいているのに
君は次から次へと
新しい仲間の間を軽快に
飛び回っている
再び語り合うようになれたけど
私の心は宙を見つめている
君が簡単に忘れてしまった私が哀れで
素直になれないんだ
分解した歯車は元に戻らない
例え別の歯車があっても
それは本物じゃないさ
やっぱりきっぱりここいらで別れることにした
どうせ又簡単に
今の私を忘れてくれるんだろう
さようならは言わない