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I-feelinブログ

RX-7に関する四方山話 -多様性-

RX-7に関する四方山話です。

現場から車を見ながら思う将来のRX-7のあり方を思う所があってYouTubeにUPしましたが文面でも書いておこうと思います。

相変わらずRX-7の色々なトラブルのご相談が多くあります。
また作業ご依頼の中でSAという車両からFD型までの事を考えてみました。

SAが入庫してから純正部品を手配しましたが基本的な部分であるブレーキ関係やクラッチ関係のシールキットがほぼ全滅でした。

もちろん入手可能な部品は手配いたしました。

その様な状況を見ながら現在のFD、FCを見回した時にまだ今なら純正部品も入手しやすいし逆説的に先(未来)を見た時に多様性という言葉がよぎりました。

10年前ならまだ純正部品も比較的入手はしやすかったのですが、昨今は製造廃止の数も多く、再生産も時間がかかり尚且つ費用もかかる。

それでも入手出来るなら良いのですが入手不可や再生産までの時間、車を動かさない動かせないとすると多くの車両が更に不具合を誘発したり、折角入手出来ても別の部分で費用と時間がかかるという状況になるかも知れません。

ならば、流用でも社外品でも早く直しなるべく乗れる時間、動く時間を多くする方が多くのオーナーにとっては幸せなのではないだろうか?と思う様になりました。

各々オーナーさんに何がベストかはそれそれが考えれば良いと思いますが使用環境や保管状況等によってはのんびり構えられる時間も限られるでしょう。

現在、ノーマルで問題なく稼働しているなら、流用や社外も考えなくとも良いです。
でも、SA、FC、FD共に製造廃止部品の為に中古品、社外品、流用品に頼らなれば成立しないのも事実であります。また中古部品に関してもその程度や入手に関しても困難になりつつあると捉えています。

メーカーには各ショップ等色々な方面からのパーツ製作の依頼はあると思いますが、やはり出来上がるまで時間がかかり現時点での維持管理は出来てもその先には・・。

こうした事を深く考えるきっかけになったのがとあるお客様とのやりとりでした。
調子が悪いと入庫、点検交換しまして更に不具合個所を発見。
部品注文となり部品の入荷のご連絡をしたところ・・。

自営業でコロナ過の影響で7を手放さなくてはならなくなたっと・・。

車購入して入庫して頂き調子も良くなって問題点も修理して、さあこれからという時に・・。

頑張って、また機会があったら乗ってくださいとしか言えませんでした。

この件で、私が思ったのは今所有出来ているオーナーさんはとても幸せである事を強く思いました。

修理をしなくてはならないなら純正であれ、中古であれ、社外であれ、流用であれ兎に角直して車を乗れる時間を多くする事の方がオーナーにとって幸せな事ではないだろうか?
その様に思いました。

このコロナ過の中で世相は大きく変わりました。
価値観も少しずつ変化しています。
多様性を認める事がスタンダードになる中で、古い車もそれを認めないと乗れなく残らなくなるのでは?と思いました。

特に個人所有の車両なら尚更です。
ミュージアムならば、何とかなるでしょう。
しかし、個人では先にも言いましたが保管状況等は違いがあり過ぎます。

車は乗らなくなると益々、調子を崩します。(徹底した維持管理してる車両は別です。)

ですので、コロナ過の中を生き残る為(動かしていく)には多様性こそがキーワードの様に感じます。

完全オリジナル(純正)の維持管理の難しさはコロナ過の中一歩更に早まったその様に感じます。

この状況を打破するには、皆さんの協力とやはりスピードと柔軟性ではないかと思います。

預かり入庫している車両を見ながらなるべく早くオーナーさんお戻ししなくてはと思うと共に壊れるなよ~と念じながらオーナーさんにお渡ししています。笑

オーナーさんが一日でも長く乗れる様に考えてまいりますから皆さんも是非ご協力をお願いいたします。(色々な面で)


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