思っていたよりもマジメな作品だったな。社会風刺を入れてるだけに当時の衝撃ニュースも納得。
また出演かつ監督のメッセージもまじめに投影されていて、サスペンス・アクション・ハードボイルド・ヒューマンなドラマであった。
実話を基に作られたらしいのだが。
エンターテイメント性が希薄により、なんだか重たい。どろどろはしてないのだけど。
各キャラクターが表面的もしくは、イマイチな存在感が薄く描ききれてないから、感情移入もできない。
悪くもないけど、良くもないwサントラが良かっただけに残念。
なので酷評されたのもまぁ、わからんではないけどね。もうちょっと、各人の見せ場を作らないと、主演だけが光ってるわ。
ウェズリーさんはさすがだよね。ブレイドでの彼の演技が大好きだけど、圧倒的な暑苦しいまでの存在感。
何事も余裕な表情でこなす大人っぷりも最高。最後泣いてたけどさ。なんなん。もっとビジネス=クールなんちゃうの?
さて、どうしてこれを見たかったかというと、ブラックミュージックでは大ヒットだったこのサントラアルバム!
もちろん、先にそれを入手したんだけど、作品自体は見たことがなかったんだよ。
サントラはNew Jack Swing大隆盛の時代だから、最高なわけで。
近年のダンス映画のようなノリかと思って映画観たら、んー。なんだ、マジメな作品なのか、と。
アルバムはテディライリーがプロデュースで、ラティファさんも出てたり、ハネ系R&Bがほとんどでかっこいい。
映画の最初の景色から入っていくとか、めちゃかっこいい。
サントラ音楽が使われてるシーンも期待して観たかったし。
なにげに、キーススウェットや、テディバンド、ガイ、トゥループも出てておおおおお!と驚きと同時にザブラックムービー感が濃厚で興味深かった。
まさにこの作品よりニュージャックスウィングというジャンル出現といっても過言ではないし。
フィルムの古さが当時の質感が出ていて、なかなかノスタルジックなw
20代序盤だった自分の景色も見えてくるほど。音楽と作品と共にステップバックインタイム。
別途、同じくサントラが良かった「Mo' Money」が観たくなるね。
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