大津市内に建つスモールオフィスです。
ファサードのデザインで目を引くのは、不規則な幾何学パターンのアルミフレームとアルミルーバーからなるアルミ装飾フレームです。このアルミ装飾フレームは、外壁から飛び出た出窓の装飾フレームによって支持されています。アルミ装飾フレームを支持する出窓装飾フレームも不規則な幾何学パターンとしていますので、それぞれの幾何学パターンが交わり重なり合うファサードデザインとなっています。
また、幾何学パターンを縁取る庇と袖壁の見付を厚くすることで、強度や納まりに必要なアルミ装飾フレームや出窓装飾フレームの各サイズが、建物のヴォリュームに対して無骨にならないよう視覚的な操作をしています。このように庇と袖壁による縁取りを大きくし、交わり合う二重の幾何学パターンを繊細かつ奥行きがあるように見せることで、小規模なオフィスでありながら、迫力あるファサードデザインとすることを可能にしています。
［Ｐｈｏｔｏ 西岡千春］
ダイセンソリューション オフィス
所 在 ： 滋賀県大津市
用 途 ： オフィス
形 態 ： 新 築
構 造 ： 木造３階建
郊外に建つ若い夫婦が暮らされる住宅です。
外観の特徴としては、１層２層に連続した庇を設けています。この庇と各々の出窓を同じ赤いガルバリウム鋼板で覆うことにより、外壁とのコントラストがより強調され、建物外観にシャープな印象を与えています。
また、道路側（建物正面）が南になるので、道路側に大きな開口を設ける事とし、１階の窓は高さを調整してプライバシーが確保できるように工夫しています。
内部は、お施主さんの要望により吹き抜け空間となっています。
キッチンに立つと、この吹き抜けを介して、１階・２階の様子が全てうかがえるように各空間がレイアウトされています。さらに、吹き抜け部分の高さや壁面に変化をつけることにより、光の取り入れ方、光の廻し方を操作しています。
［Ｐｈｏｔｏ 西岡千春］
ＴＫ－ＨＯＵＳＥ
所 在 ： 滋賀県大津市
用 途 ： 個人住宅
形 態 ： 新 築
構 造 ： 木造２階建
夫婦が「終の棲家」として暮らされる平屋建て住宅です。
和風にしてほしいという要望があったので、外観は数寄屋風にしています。内部は生活様式に合せて和洋折衷にしました。
敷地の南側に高い建物が建っているので、中庭を設けて、その中庭を囲むように各部屋を配置することにより、建物内に光を取り入れています。また、リビングには大きな天窓を設けて、周辺環境に影響されずに明るさを確保できるようにしました。
限られた敷地に奥行きと広がりを持たせるため、玄関に前庭、ＬＤＫに中庭、中庭の奥に後庭と異なる形式の３つの坪庭を設けて、視覚のストーリー性を演出しています。
お施主さんの要望の１つに、ペット犬との共生ができる空間づくりがあったので、ペット犬専用のくつろぎ空間や玄関脇にペット犬専用の地窓を設けています。
玄関脇の地窓からペット犬が、お施主さんや来訪者を出迎えたり、見送ったりしてくれています。
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［Ｐｈｏｔｏ 西岡千春］
瀬田の家
所 在 ： 滋賀県大津市
用 途 ： 個人住宅
形 態 ： 新 築
構 造 ： 木造平屋建
キリスト教会の寄宿舎として設計した建物です。
「機能を満たすだけの建物ではなく、教会として地域に貢献できるような建物にしてほしい。」というお施主さんの想いがあったので、１階の大半を共用スペースとし、娯楽教室やイベントなどに地域の人が参加できるようにしました。
また、将来的な社会福祉のニーズに応えるため、高齢者施設としても利用できるように建物を設計しておきました。［この建物は、平成28年に有料老人ホームへ用途変更しました］
施設利用者が楽しく暮らせるように、個室や共用部分には遊び心のある色彩計画やデザインを採り入れたり、外装をライムグリーンにする事で、周辺の街並みを明るくし道行く人が元気になるような建物にしました。
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［Ｐｈｏｔｏ 西岡千春］
大津キリスト教会
ホーリースタンプ
所 在 ： 滋賀県大津市
用 途 ： 寄宿舎［有料老人ホームへ用途変更］
形 態 ： 新 築
構 造 ： 鉄筋コンクリート造
４階建
草津市の副都心をめざした地区計画地に建つオフィスです。
「周辺環境に合った面白い建築デザインと、平屋でいいがファサードにはボリュームを持たせてほしい・・」というお施主さんの要望から、水平方向に大きな変化をつけてボリュームを持たせる建物をデザインしました。
実際の設計作業としては、外部空間を内部に抱きかかえる（ボリュームを伸ばす）・・外部空間を内部にひき込む（ボリュームを削る）という作業をしています。このような作業の結果として、平屋ながらボリュームのあるファサードを持つ、美と用を備えたオフィスが出来上がったと思っています。
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［Ｐｈｏｔｏ 西岡千春］
Ｈａｒｖｅｓｔ Ｌｉｎｋ社屋
所 在 ： 滋賀県草津市
用 途 ： オフイス
形 態 ： 新 築
構 造 ： 木造平屋建
有料老人ホームのリノベーションです。
エレベーターの設置及び、既存建物の共用部分を広げるためのリノベーションを行いました。共用のリビング、食堂、廊下などを広げて明るく風通しの良い空間とし、外装は気持ちが高揚し清潔感のあるイメージを与えるようにしています。
１階はグリーン、２階はピンク、３階はイエロー、４階はブルーというように各階ごとにイメージカラーを設けて、入所者さんや家族の方が楽しみながら空間を認識できるように工夫してあります。
事業主としてだけでなく、第一線で介護業務をされているお施主さんの入所者さんに対する熱い想いをできるだけ設計に反映させた建物となっています。
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［Ｐｈｏｔｏ 西岡千春］
コーリングホーム
シオンの丘
所 在 ： 滋賀県大津市
用 途 ： 有料老人ホーム
形 態 ： リノベーション
構 造 ： 鉄骨造４階建
お寺の庫裏（住職さんが住む建物）です。
生活様式の変化に伴ない日本建築自体が減少し、１軒あたりの和室の部屋数も激減しています。この事が日本人特有の「侘び」、「寂び」、「粋」などという感性をも退化させている原因の１つとなっています。このような現状を踏まえ、地域に密着したお寺の庫裏という事もあって、地域のこれからの世代の人たちが日本建築（伝統文化）に触れることで、退化しつつある日本人特有の感性を少しでも取り戻すために役立てば・・という想いで設計しました。
外壁には、日本建築の伝統文化である焼き杉（墨付きの焼きっぱなし）を使用しています。また、玄関や廊下を含めて和室の化粧木部は全て、柿渋、べんがら、わびすけ（椿の一種）といった伝統的な塗料を使って古色に仕上げ、壁は本漆喰塗りとなっています。
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［Ｐｈｏｔｏ 辰巳和良］
西念寺 庫裏
所 在 ： 滋賀県大津市
用 途 ： 庫裏（住宅）
形 態 ： 新 築
構 造 ： 木造２階建
琵琶湖畔に建つ二世帯住宅です。
２・３階を居住スペースとして、湖面を望む東側にデッキを、自然公園が広がる南側には大きな連窓を設ける事で、琵琶湖と周辺の風景を最大限に取り込んだ住空間となっています。
リビングと湖面を望むデッキの床は、同じヒバの無垢材を使用する事により、内部と外部のつながり、そしてその先の琵琶湖への眺望という広がりを実現しました。
また、屋根、庇、北側の外壁には、基本的に錆びる事がなく１００年以上の耐久性があると言われているチタン亜鉛合金を採用しています。
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［Ｐｈｏｔｏ 西岡千春］
Ｉ－ＨＯＵＳＥ
所 在 ： 滋賀県大津市
用 途 ： 個人住宅
形 態 ： 新 築
構 造 ： 鉄骨造３階建
カフェとカラオケルームが併設する店舗です。
建物の半分が２階建てのカラオケルーム、残りの半分が２層吹抜けのカフェスペースとなっています。コストをできるだけ抑えるために、主要構造フレームだけを鉄骨造とし床や外壁の下地は木造としています。
外壁にランダム配置された大小のポツ窓は、カフェとカラオケルームの空間構成を曖昧にし建物の外観に好奇心を与えています。また、このポツ窓は、２層吹抜けの喫茶スペースに季節や時間によって、さまざまな光と陰のコントラストを演出してくれます。
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［Ｐｈｏｔｏ 西岡千春］
鬼の栖（すみか）
所 在 ： 滋賀県野洲市
用 途 ： 店 舗
形 態 ： 新 築
構 造 ： 鉄骨造２階建
（財）膳所焼美術館の敷地内に建つ茶席（お茶会をする建物）です。
この建物は建替え工事で、今回の建物が三代目になります。初代・二代目は木造でしたが、今回はお施主さんの要望から耐震性を重視して鉄骨造になっています。
６０年ほど前に建てられた初代の建物から使われている床柱・ランマ・一部の木製建具などは、今回の建物にも使用されており、内部造作は長押を省いて面皮柱にするなどいわゆる数寄屋造りの様式となっています。
鉄骨造の利点を生かして、庭園側に大きな開口を設ける事で茶席と庭園の一体性を実現しました。また、和風建築なので、鉄骨造の気配を感じさせないように鉄骨柱の配置などに工夫をしています。
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［Ｐｈｏｔｏ 辰巳和良］
（財）膳所焼美術館 新世庵
所 在 ： 滋賀県大津市
用 途 ： 美術館（茶席）
形 態 ： 新 築
構 造 ： 鉄骨造平屋建
茶陶で有名な遠州七窯の一つ膳所焼窯元の住宅です。
陶芸家の自邸という事もあって、オリジナルの素材である陶片（膳所焼の器を割ったもの）を外壁の一部やポーチ脇の水盤に埋め込んでいます。光の当たる角度によって陶片が乱反射し、独特の風合いを生み出しています。
ファサードにインパクトを与えている緑色のＬ型窓は、黒褐色をした膳所焼の一輪挿しに生けた草木の緑をイメージしたものです。
最初にお施主さんにお会いしたとき、「膳所焼には、一輪生けの緑がよく映える」と言っておられたところからヒントを得ました。
また、各部屋にはホールや通路につながるガラスのランマなどを設ける事によって、閉じた空間を無くし、プライバシーを保ちつつ内部のどこからも各部屋の気配が感じられるような一体性を持たせています。
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［Ｐｈｏｔｏ 辰巳和良］
膳所焼の家
所 在 ： 滋賀県大津市
用 途 ： 個人住宅
形 態 ： 新 築
構 造 ： 木造２階建
敦賀市の郊外に建つオフィスです。
企業スタッフの年齢層も若く、社風とスタッフの勢いをそのまま反映させた既成観念に捉われない、のびのびとした遊び心のあるオフィス空間となっています。
ここを訪れる人は、「まるで幼稚園の遊戯室みたいだ・・。」とよく言われます。それでいいと思うのです・・、子供が楽しい事は、大人にだって楽しいのですから・・・。
また、エントランスに設けられた水鏡は社長室内部へと入り込んでいます。社長室を訪れるには、水鏡の上に張られたガラスの床を通るように演出されています。
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［Ｐｈｏｔｏ （有）アルプスカメラ］
ワイズインターナショナル本社
所 在 ： 福井県敦賀市
用 途 ： オフィス
形 態 ： 新 築
構 造 ： 鉄骨造３階建
既存のお寿司屋さんのリノベーションです。
「既成のお寿司屋さんのイメージを変えてほしい」というお施主さんの要望から、安価な素材を使ったミニマルでソリッドな店舗空間をデザインしました。
床には、ガラスカレット（ガラスの廃材を砕いたもの）を混ぜたモルタルが塗られています。また、カウンターはホワイトバーチ合板で造り、カウンター内の家具や装飾板もオリジナルの製作品となっています。
外観は、リノベーション前の店舗の面影を残しつつ、新しい店舗内のイメージを予感させるファサードとしました。
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［Ｐｈｏｔｏ 西岡千春］
共弥寿し
所 在 ： 滋賀県大津市
用 途 ： 店 舗
形 態 ： リノベーション
構 造 ： 鉄骨造＋木造
整骨院を開業されていたお施主さんが、購入されたオフィス併用住宅（中古物件）のオフィス部分を整骨院にリノベーションしました。
東洋医学的なイメージのある整骨院なので、西洋医学の医院のような清潔なイメージを優先に仕上げるのではなく、落ち着きがあって安らげる（ホッとするような・・）空間に仕上げました。
診療室・待合室ともに、壁はラワン合板を市松貼りにし、天井には木毛セメント板を素地のまま張ることにより、安価な材料による質感のコントラストを演出しています。
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［Ｐｈｏｔｏ 西岡千春］
柴原整骨院
所 在 ： 滋賀県大津市
用 途 ： 店舗(整骨院)
形 態 ： リノベーション
構 造 ： 木造２階建
京都市室町通りに建つオフィスです。
室町通りに面して画一的に建ち並んでいる建物群の中で、このオフィスは通りより下がった建物配置とする事によって、室町通りにアクセントを与えています。
また、前面にできたスペースは駐車スペースの確保になる他、オブジェ的なフェンスやシンプルかつシャープにまとめられた建物ファサードによって、シンボリックな小空間を室町通りに対して創り上げています。
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京都府衣料国民健康保険組合
事務所
所 在 ： 京都府京都市
用 途 ： オフィス
形 態 ： 新 築
構 造 ： 鉄骨造３階建
