Discの裏に。

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ICOとワンダ関連。

2013年03月30日 | 感想・考察・解釈
「ICO」と「ワンダと巨像」について、
遊んだ当初、最中、直後に取り留めもなく感じたこと。

深く考察したものではなく、気付いた点を今更ながら書いていきます。

○感じたこと(関連、対照)

・ICOの舞台。霧の城へ入るには、唯一、陸に架かる正門からの橋と、城の地下?へ海から入る。
 ワンダの舞台。まず古の祠へ橋を渡り入る。そこを降りて古の地に足を踏み入れることができる。

・イコは螺旋階段を上がる。
 ワンダは螺旋階段を下る。

・その先で目的を明確にする。
 イコは少女と共に脱出する。
 ワンダは巨像を倒し続ける。

・イコは自分が影に取り込まれる夢を見る。
 ワンダは少女が影になり甦る夢を見る。

・ヨルダは扉を開き、力を消耗し、髪が白くなる。
 ワンダは巨像を倒し、封印を解除していき、髪が青黒くなる。

・53体の子供たちの影は眼が青白く光り、角が生えている。手足の輪郭がはっきりしている。
 ドルミンの眼も青白く、角があり、手足はあるが、祠の高さが低いせい?で直立に立ってはいない。
 最初にワンダの前に現れた影たちに眼はない。

・石化したヨルダを後に、もう(生きた状態で)会えないと思い、女王の元へ。
 落下したアグロを後に、もう会えないと思い、最後の巨像へ。

・イコは角を折り、力を失う。
 ワンダは角が生え、力を得る。


○ワンダ→ICO? ICO→ワンダ?

前者は一番想像しやすい繋がりなのでは。
角が生えた赤ん坊ワンダが、将来、イコのような子供が生まれるきっかけになる。
あの角は、ドルミンの邪悪な力が体に積み重なった結果生まれたものだから。
イケニエとして捧げられる恐ろしいものと伝えられていくものかもしれないから。

魂を取り戻した少女は、女王に。これは変貌しすぎですが(笑)
魂を失って、もう一度取り戻すということは、魂のない空っぽの肉体、つまり器だった期間があるわけですから、
少女がドルミンから魂を返されたという命の流れが引き継がれて、女王から器としてのヨルダに魂が移るという秩序へと繋がる。
その為には、影の力を十分に得る必要がある。
ワンダがそれを解放していったように。
角のある存在を多く集めていく必要があった。

魂を取り戻した少女が女王で、ワンダがイコなら、女王が倒される場面はもの凄く悲しい展開なのですが・・・。


余談ですが、禁断の果実。
握力と体力を初期値に戻すことができる。
握力と体力は、古の地にあるもので得ることができる。果実を食べる。トカゲの尻尾を得る。
結果、それは邪悪な力になる。全て古の地で生きるもの。植物、樹木から得る果実やそこで育つ動物など。
放っておいても握力と体力が回復するのは、古の地の空気さえもそんな力に溢れているから?

なので、それを戻す、綺麗にするのが禁断の果実。
それが禁断である理由はなんだろう?


話戻って、後者(ICO→ワンダ)も考えられます。

沈んだ城には角の生えた少年達の魂がまだ残っていて、次第に大きな力の塊になっていく。
船で砂浜に流れ着いたイコとヨルダが生活を続け、子孫を残していく。

長い年月が過ぎ、土地は姿を変え、海はなくなり、当時沈んだ城が現れる。
人々はその城へ届く橋を架け、足を踏み入れる。
そこには黒く、強大な力を持った者が外に出られず棲みついている。
角の生えた子供たちの力は、城に秩序があった時代に、魂の受け継ぎに使われていた。
それはあまりにも恐ろしい力であったために、禁術として伝えられ、城に封印された。
その際に、城の姿も封印に適した祠に改築した?

人々が生活する中で、ヨルダの魂を受け継ぐ慣習は、子孫を残していくことと一緒に引き継がれ、
その直属の子孫の一部でそれがうまく行われず、魂を失ったままの人が出てきてしまった。
そして、禁術の存在を知り、ワンダが訪れる。

角の生えた子供たちの影が集まって、ドルミンとなったから青白い眼?

ならば、ICOから始まる、角の力はどこから生まれてくるのか?という疑問にぶち当たるので、後者はなかなか難しいかと…。


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