★BEST HIT USO (ブルースブラザーズのコスプレで登場!)
・RESPECT~さらば恋人:アンコール明けにふさわしいこの曲!私はこの曲の♪HEY HEY! LITTLE GIRL.. がめちゃくちゃスキです!!フルコーラスでガッツリ聞きたいとこですが、例により、“さらば恋人”に連動します。でも今まで違うのは、RESPECT→さらば恋人~RESPECT というリレーパターン。これは、今年の夏フェスなどとは逆ですね~。まさよしさんは、♪TAKE CARE TCB..のところで、会場を指差しますが、私の名前がTCBやったらよかったのにと訳の分からない事を思うほど、興奮するメドレー1曲目です!
★SUPERSTITION:バンド+エレキバージョンを聞いたのはこのツアーが初めてです。曲の雰囲気は、原曲っぽさを残して、山崎色の強いアコギカバーとは違う色をガンガンに出してますよね!!
★はじめてのチュウ;これですが、SUPERSTITION終わりで、スティービーワンダーの『SIR DUKE』の有名なメロディが始まります。お~!と思っていると、いきなり♪眠れない夜~ と、はじめてのチュウになるという展開。初日は本当に噴出してしまいました。衣装と曲のGAPが非常に笑えてたまりませんでした。で、この曲終わりに、また『SIR DUKE』に戻るのですが、ゲンタサンのコーラスとまさよしさんのカズーセッションがあるんですよ。これって、サラッと流しがちですが、これすごいですよ。完璧に噛み合ってますからね!!本当にこの人たちの器用さには驚かされるばかりです。
★JUST THE WAY WAY YOU ARE:次の曲と語呂が似てるから選ばれたのかよくわかりませんが、キタローサンがキーボードで弾き語りをされます。いわゆる『お前が歌うんかい!シリーズ』です。香川の時は、まさよしさんは本当に一瞬歌いかけて、キタローサンが歌うのを見て“え!”と驚く小芝居もついてましたので、余計に沸きましたね!弾き語りも出来るキタローサン。やっぱり器用ですよねぇ…。
★JUST TWO OF US:テレキャスでのボサノバアレンジでサビから始まるこの曲。サビの♪BUILDING CASTLES IN THE SKY… の部分をこんなに上手く歌えるのは、まさよしさんだけだと思います(笑)“CASTLES”の部分はファルセットになり、“SKY”の部分は軽く音程を落としていくって言うあの歌い方!!格好いいですよね~。で、間奏では、♪ドラムはゲンタ~ ベースはキタロー 歌うは山崎まさよ~し と、メンバー紹介も挟まりますが、♪やぁまざ~きまさよ~し って歌ってるだけでも、いい声で毎回喜んでしまいます。幸せです…。
★SMOKE ON THE WATER:このテレキャスの音!!このテレキャスの音の素晴らしさといったらこの上ないですよね。格好よすぎる!!いつもキタローサンが何か言われるんですが、これだけは聞き取れない…。「お前だ!」だけはわかりますが…。髪の毛の事ですよね?
★ALL MY LOVING:このメドレーの最後の曲ですが、これも初めてバンドバージョンを聞きました。これ見てると、めちゃくちゃビートルズとかぶって、いつも密かに感動しています。アコギのカバーは、完成しつくしてて、むしろ上手すぎるぐらいですが、このバンドバージョンは、3ピースバンドらしさが溢れてて、すっごく楽しいです!!
~スターダスト(暗転中)~
”シャボン玉ホリデー”のエンディングテーマであるザ・ピーナッツの“スターダスト”がホールに流れます。ステージ上では、ミラーボールが回り、COVER HALLというロゴが輝くんですが、いつも結構ジーンと来る時です。ピーナッツの声がすごく美しくて、思わず聞き入ってしまうのですが、もうすぐライブが終わるという寂しさと、こんな素敵なセットは、まさよしさんのために用意されたものだと思うと、改めてまた嬉しくなったりするんですよね~。
【アンコール】
★IN MY KITCHEN/CROSS ROAD:初日と2日目の大阪は、いきなり「いかれたbaby」だったのですが、大阪3日目には、このブルースカバーコーナーが加わってました。これにより、このカバーツアーが、山崎まさよしを余す事なく味わえる完璧な仕上がりになったと言っても過言ではありませんよね。ブルースこそ、山崎まさよしだ!とは言いません。でも、ブルースも山崎まさよしの持ち味ですからね!久々に聴くボトルネックを使ったブルースは、ゾクゾクするほど格好よかったです。大阪3日目と香川は、IN MY KITCHEN、大阪4日目はCROSS ROADでした。『CROSS ROAD』はフルコーラスを結構しっかり歌われましたが、『IN MY KITCHEN』はちょっと短めだったような。でもでも、本当に格好良いんですよね~。
あ、この曲の前のMCは、結構タラタラ~としてて、これまたまさよしさんらしい。大阪の時も弾く直前になって、耳の後ろを触りながら、何の脈略もなくいきなり、「加齢臭ってここから臭うってしってた?」とかって言い出したり。本当におかしかったです。いじるのがクセになってるらしいですよ。それから、大阪3日目は、ギターを弾き始めては、何かを話し出してやめて、一人で突っ込んだり(笑)。「大阪の方では有山さんがよくやられてるんですけどね」なんていいながら、ちょっとギターを弾いてはとめ、「ええ音やぁ~」ってギターの音に浸るという有山さんのモノマネ付きで爆笑でした。
★いかれたbaby:だいたい、こんな名曲で最後のヤマ場だというのに、この山崎まさよしという人は、直前までタラタラとMCをやるわけです。この曲がどれほど素晴らしいかを語るMCなんですが、武田鉄矢のモノマネで、「単純で深い!」って言ってみたり…。そんなオバカな事やってたら、まちがうで~!!などと、こちらを心配させるほど。でも、山崎まさよしという人がこの曲を演奏し始めると、今までのバカ騒ぎなど何事もなかったかのように、一気にホール全体が一つになるんですよね。みんなステージを見つめながら、ホール全体に広がるまさよしさんの声を追う…。今回のツアーで大活躍のゲンタサンのレゲエなドラムと、まさよしさんのテレキャスの音、それを支えるかのようなキタローサンのベース。そこに、とってもとっても優しいまさよしさんの声が乗るんですよね。そして、キタローさんが途中でベースを置いてステージを去り、続いてゲンタサンが演奏を終えて去る。ステージ上にはまさよしさんが一人残り、サビを静かに繰り返す…。最後の最後は、アカペラで…。その声がエコーとなって、ホール中をさまようんですよね。空から声が降ってくるような…。あまりの声の美しさが、まっすぐに私の五感を刺し、何度聞いても涙が出ます…。本当に例えようもないほどの素晴らしさの中、ライブが終わっていくのでした…。
いやぁ…いかれたbabyの事を書いてるだけで、涙がでる思いですが、今回も本当に素晴らしいツアーです。ものすごく企画性が高く、情報量も多いこのライブ。ツアーの前に、ゲンタさんが、連日10時間ぐらい練習しているとブログにアップされてましたが、その事がよくわかりました。まずメドレーですから、つまずいたり段取りを間違えたら総崩れになる。SEがいつもよりも多く使われてるので、これまた間違えるとグダグダになる。でも、やりなれたオリジナルじゃない分、リスクは高い…。この3ピースバンドの実力なら、ここまでの見せ方をしなくても、十分私達を満足させられたように思うんです。でも、そこそこの内容に甘んじることなく、やれる限りのパフォーマンスを用意し、披露してくださいました。ゲンタサンも本当に大変だったと思います。今回は、楽曲の格好良さは、全部ゲンタさんにかかっていたと言っても大袈裟じゃないぐらい、ゲンタサンがライブをコントロールしておられたように思うのです。それにまさよしさんやキタローさんが、がっぷり四つで付いて行って、びっくりするようなステージができあがった…。そんな感じがします。
それから、四国って、熱狂的なファンの方が多いんでしょうか?振り返る事、2005年のOKST。千秋楽は松山でした。これが私の四国ライブ初参戦でしたが、すごい盛り上がりにものすごく感動したんです。でも、千秋楽やからだと思ってました。翌年のHMA。約1年前ですが、このツアーの千秋楽も四国の高知でした。もちろん大盛り上がり大会。でも、これまた千秋楽やからだと思ってました。そして今年10月のしこちゅー。もちろん、2日とも盛り上がりましたが、これは、超スペシャルライブだからだと思ってました。でもでも!先週土曜日の高松。千秋楽というわけでもないのに、本当にすっごい盛り上がりで、私は本当に感動しました。四国ってすごい…ってめちゃくちゃそう思いました。やっぱりお客さんが大喜びすると、まさよしさんもテンションがあがりますからね。先般の香川のライブで、「今日は地方公演という意味では、ある種千秋楽みたいなもんですが、それにふさわしいライブだと思います。とても楽しかったです」と話されまして、めちゃくちゃ感動しました。高松という町も、想像以上に食道楽な町で、この夜は、はちゃめちゃに楽しむことができました!!
さて、このツアー。今日の中野も終了し、後はいよいよ千秋楽の渋公バースディライブを残すのみとなりました。寂しいですよね、終わっていくのは…。でも、今はただ、まさよしさんにとって、いのしし年のお誕生日ライブが、一生忘れられないものとなる事を祈るのみですよね。
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