ICAN東日本大震災ブログ

人々の「ために」ではなく、人々と「ともに」活動しているアイキャン宮城出張所の日記。

次世代交流会

2012年09月08日 23時12分48秒 | 日記
ゆか@東北

 東日本大震災より1年半が経過してもなお、新たなボランティアはやって来てます。この日は、栃木県日光市の高校生が、「何かできることを手伝いたい」「現状をこの目で見たい」という意志から、栃木県社会福祉協議会を通じてボランティア活動にやって来ました。午前中は瓦礫の分別作業のボランティア活動を行ない、午後から地元の高校生との交流を行ないました。栃木県宇都宮市名物の餃子を持参してくれた日光市の高校生と、地元の高校生は、ともに餃子を調理をしながら会話を弾ませていました。



【栃木県社協の職員と引率の教員が、今回の交流の趣旨を説明】
 
 高校生たちは、焼き餃子とスープ餃子に挑戦。お互いの知恵を出し合って作った焼き餃子はテーブル毎にずいぶんと違い、笑い声の絶えない時間となりました。また、お互いの地元の良い点を言い合うゲームでは、「自然に囲まれている」「誰でも親切に話しかけてくれる」「魚がおいしい」など彼らが感じている地元の良さを聞かせてもらう良い機会となりました。





【最初は照れていたものの、次々と地元の良い点を挙げていく高校生たち】

 餃子での交流後、東日本大震災での被災状況を日光市の高校生に伝えるとともに、今回の活動に参加して感じたことを全員に対して聞く時間も設けることができました。
『震災以降ずっと気になっていたが、ひとりでは来ることができなかったから本当に来られてよかった』
『栃木は震災以降余震が続いたが、ここに来て瓦礫を見て津波の恐ろしさを実感した』
『瓦礫の分別作業は炎天下でとても暑く疲れたが、これから帰って自分たちに何ができるかを考えていきたい』
日光市の高校生から、多くの感想が出ました。
また、地元の高校生からは、
『また今度はゆっくり遊びに来てください』
『災害の恐ろしさを忘れないでください』
との感想が出てきました。





【震災直後の映像と現在の状況を熱心に聞き、多くの感想を述べてくれた高校生たち】

 早朝に栃木県を出発して訪れた高校生たちは、疲労のピークだったにも関わらず、最後まで明るく楽しい時間を提供してくれました。

【最後は学園祭で披露したという漫才も】

 「また必ず来ます」という言葉とともに帰路についた日光の高校生。地元の高校生も、「とても楽しかった」という感想を笑顔とともに残してくれました。
 震災から1年6ヶ月が経過しようとしている今もなお、新たな絆は生まれています。





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