この頃思うこと

私も時流に遅れまいとブログを書くことにしました。

ATU-100 7x7,0.91" OLED display付きキットの作成(第2報)

2020-09-09 17:43:24 | 無線

ディスプレイパネルの取り換えとタンデムマッチングの調整

 

前回書いたようにディスプレイパネルを破損してしまい、代わりのものを探しました。中には微妙にサイズの違うのがあり、元の部品に合わせて開けていた穴位置が合わないのがありました。 元のキットに含まれていたのはGME12864-50という0.98“パネルでした。

寸法が合わなかったものはDSD TECH 0.96”です。その後見つけたのは、 
EasyWordMall iic i2c OLED Module Display 0.96" Blue & Yellow 51 Microcontroller 12864 for Arduino

という名前でアマゾンで販売していました。

寸法は

ですが、1行目が黄色、2行目以降が青色と非常に見やすい配色でした。

ファームウェアー バージョン3に追加されたセルの技術説明資料にこのような記述がありましたので和訳を上げておきます。

 

これらのセルは、EXTボードの3.0ファームウェアに追加されました。

 

31―      測定された電力の上限に依存するタンデムマッチの巻数の比率を設定するためのセル。 デフォルト値は10で、これは測定された最大電力が約150ワットに相当します。 最大1500ワットの電力を測定できるようにするには、高電力表示モードと1〜32の比率のタンデムマッチを使用する必要があります。電力が40ワットを超えない場合は、タンデムマッチを使用して1:5回巻きの比率。 これにより、1〜5ワットの最小電力でより適切に機能します。他の電力値については、最大電力でのマイクロプロセッサの測定入力の電圧がPIC16F1938プロセッサでは4.096ボルト、PIC18F2520プロセッサでは5.0ボルトを超えないように巻数比を計算する必要があります。

32―      秒単位で、グローの表示時間またはそのバックライトを設定するためのセルです。 任意のボタンを押している間、およびRF電力が入力されると、バックライトが光ります。 デフォルトでは無効になっており、値は00です。

 

33―     追加の表示モードを設定するためのセル、値00 — LおよびCのみを示す。 値01 —入力電力が正しくSWRを測定するのに十分な場合に、アンテナに供給された電力と、フィーダーおよび送信機の効率を示します。 デフォルトの値は01で有効です。

 

警告!!!デバイスは自身の効率には考慮していません。

 

34―      フィーダー電力損失率を設定するためのセル、最初の数値-デシベルの整数部分、2番目の数値-デシベルの0.1の桁部分。 デフォルトの値 — 1.2(セルに12が書き込まれます)。 この値は、アンテナに供給される電力のカウントに使用されます。 損失値は、使用されているケーブルの参照データで確認できます。または、正確な値を自分で測定することもできます。フィーダー損失を考慮する必要がない場合は、値00をセルに書き込む必要があります。そうすると、計算は不整合損失のみに対応します。

 

ミニボードの場合:

 

0A―      測定された電力の上限に依存するタンデムマッチの巻数の比率を設定するためのセル。 デフォルト値は10で、これは測定された最大電力が約150ワットに相当します。電力が40ワットを超えない場合、1:5ターンの比率のタンデムマッチを使用することは理にかなっています。 これにより、1〜5ワットの最小電力でより適切に機能できるようになります。 他の電力値については、最大電力でのマイクロプロセッサの測定入力の電圧がPIC16F1938プロセッサでは4.096ボルト、PIC18F2520プロセッサでは5.0ボルトを超えないように巻数比を計算する必要があります。

 

さらに、5W運用で確実にチューニングを働かせるために2穴のアミドンに巻かれているT1/T2の巻き数を変更しました。 この方法は稲城市のJF1PTU局長さんにこのブログでご指摘いただいたものです。 私は計測される電力値があまり大きく異ならないようにと、 一度は1:10のピックアップコイルの巻き数を1:8に設定して実験してみました。 固定機で設定を5Wにして様子を見ましたが何れのバンドでもうまくいくのでこれで最終だと思っていましたがFT817の5W設定では出力制限がかかるようで実質2-3Wになってしまうためチューニングできませんでした。

最終的には1:6で、FT817の5W設定でもすべてのバンド(6mバンドまで)においてチューニングができることが判明しこれで最終としました。

 

先に記した新しいディスプレイが届いたので表示される電力を確認したところ、

でした。 プロセッサの設定を変更できると調整できるのかもしれませんが私にはそこまでの知識がなく残念です。 簡単に抵抗かコンデンサの取り付け位置などでこの調整ができるとゆうことなしなのですが、・・・

 

表示は電源ON時に

このようにバージョン表示が数秒現れます。その後5W出力のCW信号を入力すると

 

アンテナをつないでRFを入力するとチューニング完了、RF出力の間には後この表示になります。発射を停止すると、

このような表示になり、今設定したLとCの組み合わせが表示されます。

PWR=0.0Wの次の“_”マークはオートチューニング設定中であることを示しています。Bypassポタンを押すとこの表示は消え、ATUはスルーして運用できます。 再度Bypassボタンを押すと、直前に設定したLとCの組み合わせに戻ります。

 

なかなか使いやすそうなATUなのでしばらく使ってみようと思います。  FT817用の小型アンテナチュナーとしては安価で、工作まで楽しめていいキットだと思いました。

 

09 SPTEMBER、 2020

 

 

 



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
久しぶりに来訪しました。 (7K1CRZ)
2020-09-29 10:04:38
このアンテナチューナーですが、ネット上で話題みたいですね。
PICデータの書換え方法はこちらにありました。(JG3PUP局のページ)
http://pup.doorblog.jp/

それでは。
久しぶりに来訪しました (iau9229)
2020-09-29 17:19:51
7K1CEZさん
お久しぶりです。
ご訪問ありがとうございました。
情報ありがとうございました。 わたしはまだPICの書き込みは手掛けていないので書き直しはできないでいます。

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