長野県居合道講習会

全剣連居合道講師派遣事業　長野県居合道講習会開催



　今年度初めて全剣連講師派遣事業を居合道委員の草間純市範士を講師としてお迎えし
「全日本剣道連盟居合」の正しい理解と技術の向上を図るため、二日間に亘って
講習会が実施されました。
　
　１日目の講習は、県内の登録審査員や指導者を含めた居合道五段以上を受講対象とし、
中堅から高段者に合わせた内容で講習を行いました。
　全剣連居合道の指導要点を確認しながら、無駄のない礼法や所作についての説明、
全剣連居合１本目から７本目までの実技について詳細に指導頂いたところで予定の時間になり、
初日が終了しました。
　２日目は前日の参加者を含めた居合道部員全員を対象とした講習会とし、幅広い年代（段位）層
が受講しました。
　 最初に草間講師より講話があり、講師から配布された資料をもとに居合道を修行する目的など
についてお話しされ、受講生は真剣に聞き入っていました。
　実技については刀法・体捌き・足捌き等の基本稽古を行った後、前日と同じように礼法
から始まり全剣連居合１本目から１２本目までの技について、理合や動作など個々に合わせた
内容で講習が進められました。
　
　草間講師が長年に亘って習得されてきた技術を惜しみなく示範しながら受講生に披露して
頂き、最後の講評では技術を学ぶには固定観念を捨てて、様々な方向からいろいろな事を
やってみると新しい発見ができるとお話されました。
　我々受講生も講師の示範に魅了されながら、稽古は研究と工夫が大切さであることに
改めて気付かされた講習会となりました。
　
　二日間を通して高温注意報が出される猛暑の中、熱中症や怪我もなく、受講生一人ひとりが
自己の研鑽に励んだ講習会となりました。
　
　大変お忙しい中、講師の草間範士には長野へお越し頂き、懇切丁寧なご指導を頂いたことに
深く感謝すると共に全日本剣道連盟並びに長野県剣道連盟のご高配に厚く御礼申し上げます。