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インテークにおけるケアマネージャーの仕事

2020-05-14 01:18:43 | 日記
訪問審査と要介護認定を経て被保険者の要介護度が決定すると、ケアマネージャーは介護の計画を立てるなどの主要な仕事がスタートします。
しかし、これまで介護保険を利用したことのない被保険者とその家族にとっては、どのようなシステムで介護が進んでいくのかを理解していない場合が多く、在宅介護への不安を抱えているものです。
そうした不安を解消し、介護の実施をスムーズに進めるために重要なのが、インテークと呼ばれる初回面接です。
インテークでは、担当となるケアマネージャーの自己紹介、介護保険制度のシステム、介護支援サービスの内容と目的などを被保険者やその家族に説明します。
もちろん制度のすべてを説明するのは容易ではないので、被保険者に必要な項目に重点を置いて、わかりやすく説明しなければなりません。
このときケアマネージャーは、自身が介護計画を作るためのお手伝いをする立場にすぎず、サービスを決定する権利が無いことを被保険者に説明する必要があります。
ケアマネージャーは、さまざまな介護支援サービスを紹介し、それを提供する事業者もリストアップしますが、本当に必要なサービスを選択して決定するのは被保険者自身だからです。
ケアマネージャーは、自身が選んだサービスを利用者に押しつけるようなことをしてはいけません。
このようなケアマネージャーの立場を説明し、理解してもらうことも、インテークにおける重要な仕事だといえます。
インテーク以外のいろいろな重要ポイントは、「ケアプランを作るケアマネジャー」にも詳しくまとめられているのでおすすめです。