![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/86/0daabfd7c07613d189d1d9c2a6abd038.png)
いろいろ計算違い
今日は、今まで乗ったことがなく、1月に時刻表を読み間違えて結局は断念した気仙沼線と大船渡線をやっつけて、最後は鳴子温泉に泊まろうという計画。8時過ぎに駅に行き、「小さな旅フリーパス」と一ノ関までの新幹線自由席券を購入。
駅の「杜」で軽く朝ご飯。ここのそばはマニアには評価が高い。
さて、新幹線に乗ろうと改札に切符を通すもはじかれる。ひょっとして…。このフリーパスでは新幹線に乗れないのだった。ちょうど、在来線の下りの発車時刻でもあったので、慌てて乗車。走り出してから時刻表をもう一度見返したが、この電車でも一ノ関からの大船渡線、小牛田からの気仙沼線の接続が悪いことがわかり、塩釜駅で引き返し、仙台で特急券を払い戻してもらった。うーん、なんだか呆けてる。
で、作戦を変更。11時ぐらいの在来線で小牛田、その後気仙沼まで行って宿泊。翌日に大船渡線をやっつけようということに。鳴子は以前行ったから良いか。ということで、駅前のStarbucksでコーヒーを飲みながら、たまっていたブログエントリーを書いて時間を過ごす。
再出発
ようやく時間になり、小牛田行きの電車に乗る。
車窓は以前も乗ったので見慣れているが、「土木遺産」の文字が目にとまった。品井沼の干拓事業に使われた排水トンネルが近くにあるらしい。しかも江戸時代。へえ。
進むにつれ、積雪が増えてきた。ほぼ真っ白になった状態で小牛田駅到着。
ここで、石巻線に乗り換え。
どんよりと曇って寒い。
途中でディーゼル機関車が来たから、何事かと思ったら貨物だった。石巻からの多分、紙。
前谷地で気仙沼線に乗り換え。気仙沼まで行かない気仙沼線。車窓は相変わらず寒々。終点の柳津で下車。
気仙沼線は昭和52年に開通した新しい線。全通まではこの柳津駅が終点だったが、それでも昭和30年代。津波で柳津から先がBRTに転換されてしまった。
そのBRTの待合室。
しばらくしてバスがやってきた。
BRTに乗って気仙沼へ
BRT=Bus Rapid Transit(バス高速交通システム)とは、専用道路や優先信号を使って、通常のバスよりも高速で定時性のある交通システムとして導入されている。鉄道の高速性・定時性とバスの柔軟性を兼ね備えているといわれている。有名なのは新潟市都心部のBRT、BRTとは言わないけれど名古屋市の基幹バスなどが相当するかな。そうそう、バンコクにもBRTがあって、こちらは専用レーンに専用ホームがあって、普通の路上では乗り降りできないような構造のバスになっている。赤字で廃止され掛けたというが。それで思い出したが、ジャカルタの「トランスジャカルタ」もBRTだね。気仙沼線と大船渡線のBRTは元の線路敷きを専用道路として使っているという。となると、JRバス白棚線に近いか。
車体に「JR東日本」と書いてあり、バス分社化以前を思い出させるが、運行はミヤコーバスに委託しているとのこと。
乗ってみるとほとんど国道を走っており、旧線路敷はごくわずか。というのも、鉄橋が落ちたり、復興工事で線路敷がなくなったりしているところも多いようだ。ところどころ線路敷を通るが、トンネル部分が多いかな。
1時間半かかって気仙沼駅に到着。線路だったところがかさ上げ、舗装されてホームに降りることになる。
ここから3方向に路線は延びているが、列車は一ノ関方面のみ。大船渡に行けない大船渡線。