お休み前のBLOG。

息抜きの海外旅行にも行けず、特急ひたちで東京と浜通りを行き来する平凡な日々を描くブログです。

北の大地へ(2)

2009-08-16 | たび

 今日はどこへ行こう?チェックアウトして、地下鉄のすすきの駅へ。土日専用の一日乗車券「ドニチカきっぷ」500円を買って、あてもなく散歩を始める。まずは、行ったことがなかったので南北線の終点の真駒内へ。



 どんな街かと思って期待していたが、普通のベッドタウンだった。それでも昔の牧牛場の後だったらしく、北海道に酪農をもたらした米国人「エドウィン・ダン」の記念館がある。



 ここの職員さんは大変ホスピタリティのある方で、まるで個人のお宅にお邪魔したような感じで応対してくださった。入館者に冷たいお茶を振る舞っていただいたり、ご案内いただいたり。こういうところが北海道らしいあったかさなのだと、久しぶりに思った。

↓裏のテラス。


↓記念公園の中。真駒内の用水路の源になっている池。


↓エドウィン・ダンの銅像。


 さて、今度は真駒内のオリンピック跡地にできた公園へ行こう。このエントリーの最初の写真はその公園の白樺林。やっぱり北海道といえばこういう風景かな。そして、真駒内アイスアリーナに到着。子どものころの札幌オリンピックで、「真駒内アイスアリーナから中継でお送りします」というのを覚えている。ジャネットリンが転ぶたびに人気が出て行った場所だ。



 真駒内公園から地下鉄自衛隊前まで歩く。自衛隊真駒内駐屯地の脇の歩道。こういう風景も北海道らしいと感じる。



 駐屯地越しに見える藻岩山。今日は天気がよい。



 地下鉄自衛隊前駅には札幌交通資料館があり、夏休み中は一般開放されている。屋内展示はそれなりだが、地下鉄の高架下(?)には実車が保管されている。



 まずは市電から。創業期の二軸単車。



 変り種で路面電車ならぬ路面ディーゼルカー。急成長期の札幌市電で、電化が間に合わない路線には知らせるように開発されたらしい。それにしても、札幌市電のデザインは他の都市にはなくやわらかい曲線を多用している。



 路面ディーゼルカーのエンジン部分。



 行き先案内。丸井今井がひとつのターミナルになっていたことがわかる。



 除雪車も保存されている。





 次に地下鉄。札幌の地下鉄は、どちらかというと新交通システムに近い、ゴムタイヤ方式である。その実験のためにいろいろな試作車が作られた。まずは、第4次試作車の「はるにれ」である。



 第5次試作車になるといきなり武骨になる。それでも川重製だ。





 出来上がったのが1000型。南北線でお世話になった。



 最後はバス。赤字がかさんで、市営バスは民間の3社(北海道中央バス、JR北海道バス、じょうてつバス)に譲渡されてしまったので、もう見ることはできないが、しばらく前は赤い市営バスが走っていた。
 初期のボンネットバスのほか、



 最近のバスも保存されている。



 フロントガラス下の札幌市章。



 車内にも「札幌市交通局」のプレートが。



 すっかり鉄ちゃんが満足したところで、さて、お昼を食べに移動しよう。



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