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赤ちゃん返りの母と暮らして~詭弁を繰り返すオトナコドモ~

2022-08-24 23:27:14 | 日記
結局昨晩、立ち上がってヨロヨロ
歩きだしたのは、夜中2:00
8時間もゴロゴロズリズリと
もだえながら、立ち上がるまで8時間
かかった

杖を持たせて引っ張ればひっくり返り
やっと四つん這いになった姿は
生まれたばかりの子牛が
ヨロヨロと立つそんな姿
端から見れば、この骸骨になるまで
私が食べ物を与えなかった
と、思われるくらいのやせっぷりだった

夕方、仕事も切り上げて帰れば
台所の椅子にだらりと
もたれている
流しのナカの食器などは洗えたようだ
食事も食べたようだ
この先 どのように朽ちていくのだろうか
老いながら晒しながら
丁寧に 反復し 素直に寄り添い
どこまて正気で
いてくれるのだろうか
太もももふくらはぎも同じ太さで
足首は、やや浮腫
筋肉はなく 筋と血管が
皮膚と骨の間を
びっしりとはい巡らされているのが
透き通って わかる

目の前にいるのは 人の姿とは思えない
この人の子宮にいたのだという
愛着も 湧かない
ヨロヨロと立ち去った 洗面所には
洗浄剤の入ったコップの中で 
老婆の分身が 私に笑いかけてる
お前の人生 まるごと
おぶさってやると、いわんばかりに…

続きは明日
写真は仲良しナナホシテントウムシ3兄弟

母と暮らして~困らせ期の稚児を諭すには~

2022-08-23 20:31:47 | 日記
夕方情けない声で珍しく電話あり
熱中症になったみたいで動けない…
という内容。
外で草取りをしてそのまま立てずに
いざりながら(座った形でお尻で)
中まで入り、水を飲んで、友に買ってきて
もらった、レーズンパンを3こ食べて
立てずにいると。
仕方なく仕事の途中で帰ってみると
熱中症ではない骸骨が足を投げ出して
固まっていた
哺乳類は立てなかったら死ぬしかないんだ
と、檄を飛ばし、叱った

救急車呼んでそのまんまストレッチャーに
乗せてもらって、入院するのか?⁉️
と、それはイヤだイヤだという
仕方ないから背中を押して
立たせた

立てるじゃないか❗⁉️
身支度を自分で整えなさい、と
諭す

結論からして
冷蔵庫の中の、どんぶり鉢にスイカを切って
入れといてやった、その鉢が
出せないからと
私を呼んだのだ
いい加減にしてくれ
と、言いたい

保育園児がママを呼びたくて仮病を使う
同じ理屈だが
この老婆のは確信犯、である

今日のグチはここまで…
お付き合いいただき
ありがとうございます

写真の真ん中には、
ナナホシテントウムシのサナギ


日付が変わる前に書いておきたかったこと

2022-08-22 23:56:33 | 日記
朝7:15頃か、いつもの一方通行を
車でゆるゆると走ってると
これから行く予定の取引先の女性二人
すぐ横には同僚の独り者の男性の家
なんとなく察しがついた
まさかとは思うけど…
彼女彼らの出勤時刻は7:00

取引先で仕事をしていたが
気づけば、一人は帰ってきてない
今日は月曜日なのに
やけに静かな朝だ

だめだったんだな
職場にお別れにきてるんだな
そんな朝だった

昼近く、私の仕事を終えて
戻らない彼女に電話した
今時流行らないツールかもしれないが
今は電話だなと思った

お疲れ様。一人で大丈夫?
尋ねた彼女の答えは予想通りだった
長い1日になるけど大変だけど
と、そんな会話をして切った
これから彼と一緒に警察に行くらしい

持病もあると聞いていたが
休日には昼間からビールを飲むくらい
お酒は好きだったようだ

困ったときはいつも相談した
大丈夫。大丈夫。と、寄り添ってくれた
職場のひとはたぶんみんな、そう。
言葉づかいも丁寧で
名前を言って挨拶してくれる
稀有なひとだった

猫も飼ったりしていたが
自分には世話は無理だと言っていた
猫にご飯あげることも
さみしすぎて、続かなかったのか…

一生はあっけなく肉体から離れていく
2度と乗ることのない主を失った
赤のボルボが、月極めに止まっている
どうしても、彼の記憶を記すことを
今日のうちに
しておきたかった

ありがとう



赤ちゃん返りしていく母と暮らして~無力感~

2022-08-22 17:46:03 | 日記
小さなわが子を叱ってしまったとき
自己嫌悪に陥ったことを思い返す
88歳の母を叱責すると
同じ感覚がよみがえる
ただ幼児と決定的に違うのは
確信犯、なのだ

先月遠方の弟(かわいい息子)から
おこづかいをもらう
病院や美容室は良い使い道だが
友人に買い物を頼み
添加物や塩分たっぷりの食品を
隠れて食べている

もともと料理は全くできない人だが
納豆に生たまごを白飯にかけて
ずるずると早食いする
私の仕事は朝6:00から夜21:00頃まで
食事の支度をいつもしてやれない
自分でできたことを
できなくしてもらいたくない
何のために週3日もデイサービスで
リハビリしてるのか…
脳幹に動脈瘤があるため
血圧コントロールが必須
食品添加物もあなどれない

出来あいの練り物や、干物は美味しいが
骸骨と皮膚だけのような体の
妖怪のような母の栄養として
吸収されているのか…
かつては、看護師で栄養士で養護教諭
だった人である
老いにキャリアは関係ない
むしろ、質素でも丁寧に
自分を大切に生きてきて欲しかった

生老病死
誰もが通る、老いからの人生は長い
高校卒業後この人から離れたくて
家を出たわたしが
はからずも同居している

母は135度に曲がった腰のため
下ばかりみて歩く
私の顔を見ることはない
おかえりもない
私の声はラジオの声と同じなのだ

続きは明日
写真は大雨の後の草むら


母と暮らして~赤ちゃん返りの老婆と暮らす~

2022-08-21 12:05:20 | 日記
なんとか杖を両手に持って
自力で用を足しにいく。
そしてトイレはいつもピカピカにしなさい
と、口酸っぱく言う
トイレットペーパーやパット、紙パンツの
在庫が薄くなると
この世の終わりの如く懇願してくる

これがキリギリスの末路なのか…
自分のメンテナンスを疎かにし、
外へ出かけることばかりを優先してきた
こんな風に老いるとは想像も
してなかっただろう

赤錆たトタン屋根を雨音がはげしく
打ち付ける。この屋根だって
海外旅行に一回いかなければ塗れたろうに
雨音のデクレッシェンドと交差して
虫が鳴き始める
あと少しで止むんだな…

春の雨では小鳥が
夏はひぐらし
秋はコオロギか
冬の雪のあとは無音である
こんな四季の移ろいを
感じられる家だったのを思い出した
その景色のなかには
留守番している私と弟の姿しか
思い出せない

今や3歳の子供が言い訳するような
はなしばかりである
続きはまた…
写真は朝霧高原