19日の水曜日は、私の治療のために、デイに行く日として最後だった。
週に一度デイに来ている、M女は水曜日に来ている。
そろそろ、帰りの時間が迫ってきた。
M女の携帯に電話がかかってきた。
「今デイにきている。Yさんも一緒よ」
少し相手と喋り「Yさんからよ」と合図した。
そのYさんが私と代れと言ったようで、私に携帯を渡した。
酒屋のYさんからの久しぶりの電話だった。
「デイはいつ帰れる?」「もうすぐよ」
「今から関門海峡に連れて行こうと思うけど、出られる?」
デイの人に、聞いてみて皆が帰るころならいいですよ。と言われその返事をした。
場所はどこね?
井堀の西日本スイミングクラブの前、西松屋を背中にして進入してくると
すぐに黄色い建物が見える、その前と教えた。
リハビリに特化したデイサービス、スタンダップ
と教えた。
デイの人に、Y君は「同級生ですから」と挨拶していた。
ずーっと、都市高を走って、壇之浦パーキングに着いた。
昨年私の最初の入院のとき、Y君から電話があったとき、
「もう寝とる時間かね?」「ずっと寝ているよ」
ということで、私の入院を知ったのである。
退院したら電話してきて。
そう言っていたので、電話した。
昨年も同じような時期である。
「門司港の焼きカレーと、下関の瓦蕎麦とどっちが食べたい?」
蕎麦と二つ返事をした。
今年は、Y君は持ち帰り蕎麦にするはずだったようで、それは行っていないという事だった。
Y君は二人に、かまぼこやふぐの塩辛を持たせてくれた。
電話がかかってきたとき、Y君は血液検査で腎臓が悪いと言われたそうで
ショックを受けているそうである。
それで、食べ物に気を付けているのや。
帰りは、M女が先に降りた。
そして我が家に、着くころ「M女、頭は大丈夫のようね」と言った。
M女に言えるわけもない。
帰宅して、久しぶりのドライブとお土産ありがとうとメールを
送った。