syuの日記 気まま旅

ひとり旅、近郊ウオーキング、富士山麓のことなど記録しています。

ぶどう寺 「大善寺」

2009-10-12 18:39:09 | 富士山麓記録
コース 大善寺→ぶどうの丘→勝沼ぶどう郷駅

ぶどう寺大善寺は(718)僧行基が甲斐の国を訪れたとき、勝沼の柏尾にさしかかり、
日川の渓谷の大石の上で修行したところ、満願の日夢の中に右手にぶどうを持った薬師如来が現れました。

行基は喜び、薬師如来を刻んで安置したのが今日の柏尾山大善寺です。
また行基はぶどうの作り方を村人に教え、これが甲州ぶどうの始まりとされています。

開創以来1300年を数えようという大善寺には古文書類、平清盛、源頼朝、北条一族、
武田信玄、織田信長、豊臣秀吉など72点がある。

          武田勝頼 腰掛石
          
                        表参道の石段
                        
          楽屋堂 現在は資料が展示されている。
          
                        山門
                        
          国宝 薬師堂
          

天下統一を競った武田信玄亡き後の勝頼は、織田、徳川の連合軍に敗退し、1582年3月3日、
郡内の岩殿城で再興を図ろうと韮崎の新府城を出発し、この大善寺で戦勝を祈願し、一夜を明かした。

しかし家臣の大半は再興かなわずと夜半に離散、また岩殿城主小山田信茂の裏切りにあい、
勝頼主従は天目山を目指すも行く手を阻まれ、ついに3月11日滅亡した。

その一部始終を理慶尼が記し「武田滅亡記」として今なお大善寺に大切に保存されている。

                        
          鐘楼
          
                        理慶尼の墓 「武田勝頼滅亡記」を著した。
                        

大善寺からぶどう畑の中、フルーツラインを歩く。
ぶどうの丘でワイン、ぶどうなどショッピングをして帰路につく。

歩行距離 3.5km  前回とあわせて7.5km                        

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2 コメント

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Unknown (matsubara)
2009-10-14 16:06:36
17年前東京におりました時
勝沼にも参りましたのに
遺跡のことは存じませんでした。
甲州ぶどうも送られてきますが
こんな古い歴史があることは知りません
でした。
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matsubaraさま (syu)
2009-10-14 22:10:50
私も今回行くまでは知りませんでした。
旅は歴史があるとなお楽しいですね。
武田勝頼が天目山に散ったことはよく知っていましたが、
この寺で戦勝を祈ったなど聞くと、その状況を想像して感無量です。
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