モウソウカンパニー

この文章は、突き詰めれば自分のためでしかないと思います。しかし、拙ブログの読者に幸せを提供したいと思ってます。ご愛顧を。

映画「サマーウォーズ」

2009-08-02 17:19:36 | 2009映画
 「きずな」の大切さというあまりにありきたりなメッセージが、この映画を通じ、深く心に反響するメッセージに変質していた。この事実は、ぼくの胸を強く締め付け、涙が止まらなくさせてしまった。
 
 
 この映画について語るには、交通整理が必要だ。
 大人から子供までの多種多彩な物語が1本の映画に詰め込まれているので、どれから手を付けて良いのか分からなくなるのだ。
 また、観た者があれもこれもと語りたい衝動に駆り立てられるので、文章にする難しさはさらに際立ってくる。
 とりあえず、「高校生が夏休みに遭遇した戦にまつわる恋の物語」と言ってしまうことから書き始めるのが、無難なような気が今はする。
 この映画はどちらかと言うと、これから大人になる若い人に向けて作られた作品のような気がするから。今を大人として生きる人たちにとっても、耳が痛くなるような指摘が随所に見受けられ、そういった大人に向けた内容にもなっている。
 しかし、やっぱりアニメという体裁を取っている上に、良い社会のためにといったメッセージは、これからの将来がある若い人に聴いてもらうことで価値が膨らむはずだ。だからこそ、高校生の夏休みの物語、ということを前提にするのが筋なような気がするのだ。本当に、気がするだけなのだが。
 お前ごときがそんなことを心配する必要はない、という忠告は聴きますが…。
 
 
 とりあえず、ぼくはきのう見てきて、何であそこまで「良い」と自身が確信できたのかをきょう1日ぐずぐずと考えていたのだが、なかなか答えが見つからないまま、これを書いている。
 たぶん、映画で語られたメッセージが、聴きたかったメッセージだったというのに加え、わたし自身が何らかの形で伝えていきたいと考えていたメッセージがとても素晴らしい表現形態で達成されていたことが、うれしかったのだろうというのはほぼ間違いないことだろう。さらに、何か追加できると思うのだが、その何かつかみきれないでいる。
 
 これから、もう1回見てきて、何が感動的なのかをじっくりと分析したいと思います。

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